2018年8月1日水曜日

登山用カメラ(E-M1)のフード改造


7月26日~28日に剱岳に行っていました。登ったのは、剱沢~長次郎谷~八ツ峰Ⅵ峰Cフェース剣稜会ルート~八ツ峰~北方稜線~剱岳本峰~剱沢というラウンドコース。疲れた~。


ここのところ、山に行くときはもっぱらオリンパスのE-M1というカメラを使っています。ミラーレスカメラというやつですが、一眼レフに比べて小さく軽く、そのくせ防塵防滴性能はニコン並みに強力といわれ、山カメラとしてはかなりいい感じです。剱もこれで行きました。


メインで使っているキヤノンEOS6Dに比べると、画質面ではやはり劣りますが、重さが半分近くになるのだから文句はいえません。それに劣るといっても、スマホやコンデジよりははるかによく、印刷用途にも使えます。実際、このカメラを現場で使っているプロカメラマンもいます。




合わせるレンズはこれ一択。



ちょっと重く、高いレンズですが、写りがめちゃくちゃによく、もう手放せません。すばらしいレンズです。


が、問題がひとつ。フードの出来がよくないのです。外れやすいとか壊れやすいとか、とかく評判がよくありません。Amazonのレビューも散々です。






個人的にはもっと大きな問題を感じていて、それは、フードが浅すぎること。山で持ち歩いていると、レンズ面を岩とかにヒットさせてしまいそうで安心できない。


私は山でカメラを持ち歩くとき、下の写真のようにたすき掛けにしているのですが、傾斜の強い岩場などを登っていると、けっこう岩にカメラが当たるんですよね。以前、それでレンズ面にキズをつけてしまったこともありました。





なんとかしたいなと思っていたところ、よさそうなものを見つけました。



同じオリンパスの別のレンズ用のフード。レンズ口径が同じなので、自分のレンズにも使えるだろうと買ってみたら、見事ジャストフィット。十分に深くてレンズの保護力も問題なさそうだし、固定方法も改良されていて、これならば外れやすいとかの問題もほぼ起こらなさそう。






こうして見ると深さの違いは歴然。



が、問題はあります。このフードは17mmレンズ用なので、広角端12mmのマイズームレンズに付けると、四隅がケラレるのです。ノー加工でも使えるかな~と淡い期待で買ってみましたが、やっぱりダメでした。


で、少々手を加えました。


画角に干渉する部分をこうやってルーターで削ります。けっこう硬質なプラスチックで、非力なミニルーターだと時間がかかりましたが、ケラレ具合を確認しながら、しこしこ削りました。


ケラレがなくなったところで削りをストップ。これくらいになりました。けっこうギリで止めているので、もう少し削ったほうが安心かもしれませんが、まあ大丈夫でしょう(今のところ問題なし)。





ちょっと手間はかかりましたが、今のところ使用感・安心感ともに申し分なく、使い勝手は大きく向上しました。




剱岳もこのフード装着で行ったのですが、岩にぶつけまくってフードはこのとおり。


旧フードだったら、レンズ面にもキズがつくこともあったかもしれませんが、今回はもちろん無傷。荒っぽく使っても気にならない道具はやはりいいですね。ひと手間かかりますが、12-40mmズーム使っている方にはオススメです。


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