2017年1月30日月曜日

私のきらいなネット記事4つの条件

日々、インターネットを眺めていて、「こういうのはイヤだ」と感じる記事の条件がいくつかあります。それは以下のようなものです。


1.目次がある

こういうやつです。

目次


別に目次自体がきらいなわけではありません。本などの目次は便利です。いやなのは、目次を作るまでもないほど短い記事に目次があること。目次を見て「おっ」と思った項目に飛んだら文章3行だったなんてげんなりです。でもよくあります。




2.「続きを読む」

タイトルに興味をもってページを開いたら、冒頭の文章が3行くらいだけあって、「続きを読む」とか「本文を読む」とかいうクリックボタンがついているもの。PV稼ぎが目的なんだと思いますがうざいです。


1ページの文章量が600字くらいしかなくて、それが6ページ続くなんてやつも同じです。新聞とか出版社系などオールドメディアのサイトに多いです。「公称○万部」とかいって本当はその半分以下というカルチャーに慣れ親しんでいた精神がなせるわざなのでしょうか。




3.意味のないイメージ写真

こういうやつです。


もちろんイメージ写真すべてがダメなわけではありません。ここぞと計算して使われる適切なイメージ写真は、本文のイメージをまさに何倍にも増幅してくれる効果があります(小説の挿絵などもそうです)。


私がいやなのは、本質的になくてもよい、「なんとなく」の写真です。そう感じる写真は、ほとんどが以下のどちらかだと思います。

1 表現技術が足りないことによって、イメージとしての写真が機能していない
2 「写真を入れるとSEO的によい」として入れているもの


このへんよく知らないのですが、写真や目次を入れるというのは、SEO的に有利に働くんですよね。たぶん。だからイメージ写真も目次も必要ないのに入れるんですよね。でもそれは読み手には何も必要ないわけで。必要ないものを見せられてうざく感じるのは当然でしょう。


ちなみに上のイメージ写真はぱくたそというフリー素材サイトからお借りしました。このサイト自体はとても便利なのですが、便利すぎるから安易な写真使用も増えてしまっているのだと思うのです。本当はいいイメージ写真って撮るの大変なのだよ。




4.「いかがでしたか?」

いかがでしたか? こういうサイトってイヤですよね?


というまとめ方をしてる記事。別に「いかがでしたか」という言葉にはなんの罪もないのだけど、こういうまとめ方してる記事、やたら多いと思いませんか。どいつもこいつもいかがでしたかで大格みたいでうざいなーと思っていたら、先日、インチキ記事を量産して炎上→サイト閉鎖となったDeNAパレットの事件でわかりました。こういうテンプレートになっていたんですね。




「イヤだな」と感じる代表的な条件をいくつかあげてみましたが、これらにはひとつの共通点があります。それは「読者のことを考えていない」ということです。自分の都合でやっていることばかりなのです。そりゃー読み手としてはうざく感じて当然じゃないでしょうか。


自分が書くものはこういうことはしないようにしようと、反面教師としてふんどしを締め直しているのです。






【追記】

もうひとつ思い出した! タイトルに「○○の5つの条件」とか「○○が知っているたったひとつの真実」とか付けてるもの。それを皮肉ってタイトルも変更しました(元は「私のきらいなネット記事の条件」)。


このへんを強烈に皮肉った最高のブログ記事があります。この人のライティング能力は天才的です。