2016年8月1日月曜日

スポルティバ・トランゴS EVOのソール張り替え


超愛用しているお気に入りのブーツスポルティバ・トランゴS EVO GORE-TEXのソールを張り替えました。なんとなくだましだまし使っていたのだけれど、つま先がすり減りすぎてアッパーにもダメージを与えそうになってきたことと、滑りやすくてさすがに危険を感じてきたので、ついに思い切ってリソールをすることに。


ソールを張り替えて使うべきか、新しいブーツに買い換えるかは少し迷いました。が、このブーツが非常に気に入っていたので変えたくなかったことと、ソールの張り替えをしたことがなかったので、話のタネに一度やってみようという思いから張り替えを決断。


張り替えを依頼したのは、このブーツを買ったICI石井スポーツ登山本店。張り替えの依頼はそれなりにあるようで、スムーズに受け付けてくれました。費用は1万5000円から2万円くらいということで、状態によって変わるそうです。見積もりを出しましょうか?と言われたのですが、この際、多少高くなってもいいやと思って、「3万円以下なら見積もり不要です」と答えて、価格交渉は省略しました。


日数は1カ月くらいかかるということだったのですが、25日くらいで仕上がりの連絡がありました。最終的な値段は税込み2万391円。安めの靴なら1足買えてしまう値段で、高いといえば高いですよね。




しかし高いだけあって仕上がりには満足。これが張り替えアフター状態。冒頭のビフォー状態と比べてみてください。見た目の印象もかなりシャキッとしました。




ソールのエッジはびしっと立って、破れかけていたつま先のランドラバーもまるっと新品になっていました。




アウトソールだけでなく、ミッドソールごと交換。コバのパーツも新品になっていました。スポルティバ純正のマーク付きです。もともとミッドソールは黄色、コバはグレーだったのだけど、ミッドソールがグレー、コバが黄色の逆に変わっていました。しかしデザイン的にはこのほうが締まった感じがして、むしろよかったです。



純正仕様でない独自の張り替え業者もあるようなのですが、純正ルートで頼んでよかった。だって、いくら安いといっても、あのスマートなトランゴがこんな鈍重な姿になって戻ってきたら泣くに泣けませんぜ。


では以下に新旧の比較を。すべて左が張り替えビフォー、右がアフターです。









すっかりくたびれていたトランゴが見事復活! 使い込んだいい感じのヤレ具合と新品ソールの切れ味が同居して、見た目の雰囲気もさらに上がりました。たんなるピカピカの新品よりこちらのほうがカッコよく、思い入れもひとしおに。大満足でございます!


ところでこれ、私は登山ライターという職業上、メーカーにダイレクトで安く頼むこともやろうと思えばできるのですが、一般ユーザー同様に普通にお店に頼みました。メーカーダイレクトでやるとやりとりが少し面倒なのと、特殊な依頼方法をしてしまうと、一般的な張り替え体験にならず、今後、ソール張り替えの記事を書く機会があったときに正確なことが書けないなと思ったことが理由です。


じつは現在発売中のPEAKSにこの張り替えのことをちらっと書いているのですが、これは、PEAKS編集部員に「張り替えしたよ」と何の気なしに話したところ、「そのネタ使わせてください!」と頼まれてしかたなく書いただけなのであります。


なので、この張り替えには仕事モードは一切含まれておりません。ICIの人には私の正体はバレていなかった(はず)なので、私の靴をとくに念入りに仕上げてくれたわけでもありません。一般ユーザーの方が張り替えをしても同じ仕上がりになるはずですよ。



【追記】

スカルパ・レベルと、アゾロ・エルブルースと比較レビューしました。

スポルティバvsアゾロvsスカルパ履き比べ


4 件のコメント:

  1. 驚きでした・・
    僕は、以前、
    1.ソールを張替えても、シェルそのものの劣化は、回復できない。
    2.ソール張替えが、有効なのは、シェルが、ある程度、強度の高いものに限られる。
    3.ほとんどの化繊シェルの軽量アルパインブーツは、たとえソール張替え可となっていても、奨められない。

    と聞いたので、トランゴのような軽量アルパインブーツは、ソール張替えをせず、履きつぶしてきました。

    でも、森山さんの記事を読むと、やってみてもいいかなと思わせられます。もちろん、シェルの劣化は、回復できないとは思いますが、むしろ、完全新品よりも、味があるというところに興味を持ちました。

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    1. 確かに、現代のブーツはソールの張り替えはあまり考えていない設計でしょうからね……。ソールが接着されているので、張り替えのときはそれをはがして再接着するわけで、加工次第では強度が落ちたり、靴全体のバランスが崩れたりもすると思います。私のブーツも、どれくらい持つのか、耐久性についてはわかりません。それを知りたいがために張り替えをしたようなところもあります。それと、私のブーツはアッパーにはまだまだ使えそうだったんですよ。それももったいなくて。トランゴはソールの減りが早いのが難点です。ちなみに、メーカーでは一応、ソール張り替え可能と謳っています。

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    2. 森山さんのおっしゃるとおり、トランゴのソールの減りの早さには、閉口していました。シェルは、そんなにへたってなくて、ソールが減って、処分しようと思っていたトランゴSを、ソールの張替に出してみました。

      それと、こういう作業は、現行のパーツを使っておこなうので、前のものと若干変わってしまうことがあります。森山さんのコバも前と変わってしまいましたが、むしろ変わったやつの方が、断然好みです(笑)
      こればっかりは、吉と出るか凶と出るかは、パーツの在庫状況によるのでしょうが、それも楽しみのひとつと思えばいいんでしょうね(笑)

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    3. ソールの減りの早さは、ソールの硬さが主因だと思っています。文字でうまく説明できないのですが……。あと、アウトソールが薄いですよね。この薄さは足裏感覚向上と軽量化が目的だと思うのですが、ちょっと減っただけですぐパターンがなくなってしまうのです。なんだかクライミングシューズみたいな靴ですね。

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