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2017年6月9日金曜日

栗城史多という不思議2

先日書いた栗城史多さんの記事、このブログを始めて以来最大のアクセスを集めました。ある程度拡散するかなとは思っていたけど、予想以上。ツイッターやフェイスブックでもたくさんシェアされて、その後会ったひと何人からも「読みましたよ」と感想を聞かされました。なんと栗城さん本人からもフェイスブックの友達申請が来て、ひえーと思いつつもOKを押しておきました。


となるとやっぱり気になるので、栗城さんがらみの情報をいろいろ見てみました。これまで栗城さんを特段ウォッチしていたわけではないので、知らなかったこともたくさんありました。そのひとつはルート。栗城さんがねらっているのはエベレスト西稜~ホーンバインクーロワールと思っていたのだけど、これは結果的にそちらに転身しただけで、もともとは北壁ねらいだったようですね。


直接・間接に、いろいろ意見や情報もいただきました。ひとつうまい例えだなと思ったのは、「栗城史多はプロレスである」という見方。プロレスとレスリングは似て非なるもので、前者の本質はショー、後者は競技であります。栗城さんのやっていることも本質はショーであって、登山の価値観で語っても大して意味はないということ。オカダ・カズチカがオリンピックに出たらどれくらいの順位になるのかを語るようなものでしょうか。それは確かに意味がない。


「栗城ファンにとっては、彼のやっていることが登山として正しいのかどうかはどちらでもよいこと。ただ前向きになれる、ただ希望をもらえる、という理由で支持しているのだ」という意見も聞きました。それもそうなのだろうと思う。



それでも嘘はいけない


「栗城史多はショーである」という見方は、以前からなんとなく感じていました。登山雑誌で栗城さんを正面から扱ってこなかったのは、そういう面もあります。オカダ・カズチカ(何度も出してすみません)をレスリング雑誌で取材しても何を話してもらえばいいのかわからないように、登山雑誌で栗城さんをどう扱ってよいのかわからなかったのです。


その一方で、栗城さんは少なくない数の人に共感・感動を与えていることも感じていました。それはひとつの価値であります。それを最大限に生かすには、登山雑誌ではなく、テレビとかのほうが活躍の場としては合っているんだろうとも思っていました。だから別ジャンルの人物として静観していたというのが、じつのところです(PEAKS編集部時代の元上司が、私が退職後に栗城さんに取材を申し込んでいたことを今回初めて知りました。登山雑誌は取材NGということで断られたそうです)。


ただし、一点だけどうしても気になるところが。数年前から気になっていたのですが、今回のブログの反響をもとにあらためていろいろ調べて、確信を深めました。それは、「栗城さん、嘘はいけないよ」ということ。


「単独といいながらじつは単独じゃない」とか、「真の山頂に行っていない」とかの嘘もあるみたいですが、個人的にはそれは、いいこととは言わないにしろ、まあどちらでもよい。本質がショーなのだとすれば、それは小さな設定ミスといえるレベルの話で、比較的問題が少ないから。どうしても看過できない嘘は、彼は本当は登るつもりがないのに、「登頂チャレンジ」を謳っているところです。


ここは30年間登山をしてきて、20年間登山雑誌にかかわってきたプロとして断言しますが、いまのやり方で栗城さんが山頂に達することは99.999%ありません。100%と言わないのは、明日エベレストが大崩壊を起こして標高が1000mになってしまうようなことも絶対ないとはいえないから言わないだけで、実質的には100%と同義です。このことを栗城さんがわかっていないはずはない。だから「嘘」だというのです。


北壁はかつて、ジャン・トロワイエとエアハルト・ロレタンという、それこそメジャーリーグオールスターチームで4番とエースを張るような怪物クライマーふたりが無酸素で登ったことがあります。それでもふたりです。単独登山ではありません。単独で登るなら、その怪物たちより1.3倍くらい強いクライマーである必要があります。そして、長いエベレスト登山の歴史のなかで、北壁が無酸素で登られたのは、この1回だけです。


西稜ルートに至っては、これまで単独はおろか無酸素で登られたこともありません。ウーリー・ステックという、メジャーリーグで不動の4番を張る現代の怪物が、この春ついに無酸素でトライをしようとしていましたが、非常に残念なことに、直前の高所順応中に不慮の事故で亡くなってしまいました。

【2018.5.8追記】
認識違いがあったので訂正します。西稜は、1984年に、ブルガリアのクリスト・プロダノフが単独無酸素で登っていました(ただし、途中まで同行者がいたうえ、山頂から下降中に行方不明になっているので、単独無酸素登頂成功といっていいかは微妙です)。ほか、単独ではありませんが、1989年に、ニマ・リタとヌルブ・ジャンブーが無酸素で登っています。なお、北壁に関しては、栗城さんがねらっていたルートが無酸素で登られたのは、上記の1回のみですが、別のルートからは、同じく無酸素で過去2回登られています。いずれも単独無酸素で成功した例はありません。




栗城さんがやろうとしているルートは、こういうところなのです。1シーズンに数百人が登るノーマルルートとは、まったく話が違うということをどうか理解してほしい。


栗城さんは世界の登山界的には無名の存在です。本当にこれを無酸素単独で登ったとしたら、世界の登山界が「新しい怪物が現れた」と仰天し、世界中の山岳メディアが取材に殺到し、「登山界のアカデミー賞」といわれる「ピオレドール」の候補ともなるはずです。




そんなわけないだろ。


ということは、だれよりも栗城さん自身がわかっているはず。本気で行けると考えているとしたら、判断能力に深刻な問題があると言わざるを得ない。ノーマルルートが峠のワインディングロードなら、北壁や西稜の無酸素単独は、トラックがビュンビュン通過する高速道路を200kmで逆走するようなもの。ところが、そんな違いは登山をやらない普通の人にはわからない。そこにつけこんでチャレンジを装うのは悪質だと思うのです。



なぜ嘘がいけないのか


難病を克服した感動ノンフィクションを読んで、それがじつは作り話だとわかったら、それでもあなたは「希望を与えられたからよい」といえますか。あるいは、起業への熱意に打たれて出資したところ、いつまでも起業せず、じつは起業なんかするつもりはなかったことが判明したら。「彼の熱意は嘘だったが、一時でも私が感動させてもらったことは事実だ」なんて納得できますか。


つまり、嘘によって得られた感動は、どんなに感動したことが事実であったとしても、そこに価値などないのです。結局、「だまされた」というマイナスの感情しか最終的に残るものはない。これでは、登山としてはもちろん、ショーとして成立しないじゃないですか。


もうひとつ、嘘がいけない理由があります。どちらかというと、こちらのほうが問題は大きい。それは、栗城さん自身が追い込まれていくことです。応援する人たちは「次回がんばれ」と言いますが、このまま栗城さんが北壁や西稜にトライを続けて、ルート核心部の8000m以上に本当に突っ込んでしまったら、99.999%死にます。それでも応援できますか。


栗城さんは今のところ、そこには足を踏み入れない、ぎりぎりのラインで撤退するようにしていますが、今後はわからない。最近の栗城さんの行動や発言を見ると、ややバランスを欠いてきているように感じます。功を焦って無理をしてしまう可能性もあると思う。


そのときに応援していた人はきわめて後味の悪い思いをする。しかし応援に罪はない。本来後押しをしてはいけないところを誤認させて後押しをさせているのは栗城さんなのだから。嘘はそういう、人の間違った行動を招いてしまう罪もある。そして不幸と実害はこちらのほうが大きい。


誤解のないように書いておきますが、私は「登山のショー化」がいけないと思っているわけではありません。観客のいない登山というものの価値や意味を人々に伝えるためには、ショーアップはあっていいと思っています。ただし嘘はいけない。


栗城さんの場合は、「無酸素単独」と言わなければいいのです。北壁とか西稜とかも言わないで、ノーマルルートの「有」酸素単独登頂でもいいじゃないですか。これなら可能性はゼロではないと思います。「無酸素」というほうが一般にアピールすると考えているのかもしれないけど、どうですかね。普通の人が酸素の有無にそんなに興味ありますか。そこはどちらでもよくて、山頂に達するかどうかのほうがよほど関心が高いんじゃないでしょうか。有酸素だろうが登頂のようすをヘッドカメラでライブ中継してくれるなら、それは私だって見てみたいと本気で思いますよ。


そして登ってしまえばショーが終わってしまうわけじゃない。一度山頂に立てば、無酸素への道筋が多少なりとも開けることもあるかもしれないし、あるいは今度は春秋のダブル登頂をねらうとかでもいい。なにより、人々の見方が大きく変わるはず。第二幕、第三幕はいくらでもあるーーというか、むしろ開けると思うんですが。




【後日談】
ちゃんと話を聞いてみたいと思って正式に取材を申し込んだのですが、断られてしまいました。残念。→こちら


【追記】
栗城さん遭難後に書いた総括的な文章はこちら

「賛否両論」の裏側にあったもの




224 件のコメント:

  1. はじめまして栗木ハンターと申します。
    栗城さんのショーを長年に渡り観察しているただの山好きです。
    勝手ながら森山さんのを
    栗木ハンターブログで紹介させていただきました。
    http://ameblo.jp/wild28jp

    今回の記事をもし迷惑でなければ
    当ブログで転載させてはもらえないでしょうか?
    よろしくお願いします。

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    1. コメントありがとうございます。

      以下の条件を満たす範囲であればご自由に引用ください。

      1)引用文が記事の主体ではないこと
      2)引用部分が他の部分と明確に分かれていること(書体や地色を変えるなど)
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      単純な全文コピペなどは著作権法違反となりますのでご遠慮ください。

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    2. 栗木ハンター2017年6月9日 23:12

      ありがとうございます
      では部分引用と紹介だけさせてもらいます

      これからも中立な目線で見解聞かせてくれたら嬉しいです。

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  2. こんにちは。

    私もNHKの番組を切っ掛けに数年前から彼の活動はみてました。今回の撤退のあとは、山岳関係者などから少ないながらも意見の投書などが出てきています。ですが、しっくりくるものがありません。

    こちらの記事の冒頭にもあるようにショーとして捉えるならば何ら不思議はない。よくあるエンターテイメントです。寄付を募ろうが、実際にはほとんどが演出であろうが、そんなものは世の中によくあるものなので、誰しも気にするようなものではありません。なのにも関わらず気になる人が多い。私もずっと気になっていました。何だか正体はよくわからないけど、違和感を感じて気になってしまう。

    彼の場合、ショーやエンターテイメントとしてやっているのか、はたまた本気でチャレンジしているのか。どちらなのかと。前者であるとは思えません。ショーとしてやっているのであれば、こちらの記事にあるように、ショーとはいえ嘘はいけないよ、というのは賛同します。ですがショーでやっている人にも見えません。彼の発信している共有の中身や言動を見ると、ショーとしてやっているとは思えないのです。ショーとしてやっている場合、結構分かりやすいものですし、それを演出している人間は社会のどこにでもいる俗物ですので、理解もしやすいです。彼はそうには見えない。では後者なのか。しかし、普通に思考を働かせればあんな挑戦の道のりはありえない。栗城さんの場合、本気で取り組んでいるのであれば、あまりにも解決すべき課題が膨大すぎます。指のハンディキャップもあるわけですし、その課題もさらに過酷です。であるのにそれに取り組んでいる風でもありません。だから後者とも思えない。かといってやはり前者とも思えない。どっちでもないとすると彼の行動は一体なんなのだろうか。皆目分かりませんでしたが、数年前の学会を賑わせたSTAP細胞で騒動となった彼女とすり合わせてみると腑に落ちるようになりました。ただし、あくまで私が想像する彼女はどういう自分かということにはなりますが。

    ところで、勉強もしないで東大に受かるという挑戦を掲げているようなものだと述べた方がいました。それをショーでやっているのか、本気でやっているのかということになります。彼の場合本気で受かるつもりでいるのだと思います。ただちょっと普通の人とは違います。彼の場合、現実的に受かるための方法を考えて努力を重ねるわけでもない。でも東大を受けるということを本気で考えて取り組んでいる。本人もそこのおかしいところを疑ってもいません。本当に本気なのだと思います。ですが、やるべきことの方法は見えていませんし、やることもしません。私にはそのような思考は理解を超えるのですが、それが出来うる人もいるようなのです。STAPの彼女もそのような人だったのではないかと今は考えています。栗城さんもそうなのではないか。そう思うと腑に落ちるところがあります。

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    1. 支持します。

      狡猾だったり臆病だったり興行としてやっていて、正常な判断力があるなら、もっと簡単なことをすごいことのように見せようとするか、自分の命のためにもっと必死で準備するだろうと思うからです。

      本気だからこそ人を惹きつけ、そしていろいろな人が示したリスクも無意識に遠ざけたのではと思います。

      そしてそれが引き起こした結果の大きさに、とても考えさせられます。

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  3. 登山界のプロ編集者を名乗るのであれば、堂々と取材をして真実を明らかにしたうえで批評を展開すべきではないでしょうか?

    栗城氏からFBの友達申請がきて「ひえー」と思っていらっしゃるわりには、会話したこともない人の行為を「嘘」と決めつけて攻撃てきな文章を書くとは、とても雑誌編集者の行為とは思えません。

    プロレスやメジャーリーグ、東大受験に例えた比喩も、登山の本質とはかけ離れていて、いまひとつスッキリしません。

    私は、栗城氏のファンでもありませんし、無酸素・単独と語る「登山ショー」も理解不能ですが、栗城氏の登山は「事業」として考えれば採算があっているから継続できているのでしょうし、指を失ってまで登山を継続するということは、それなりに山をやっている人間でも、なかなかできるものではないと思います。

    栗城氏のことが分からないのであれば、この機会にキッチリと取材して真相をあばき、山のプロとアマの違いを見せつけてみてはどうでしょうか?

    栗城氏に対してモヤモヤとした思いを抱えている人達は、登山業界がそれをするのを待ち望んでいると思います。

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    1. 筆者は叩いたわけじゃないでしょ。
      命がかかっているからこそしっかり批判した。更に提言もした。
      彼の命を救えたのは、この記事を素直に真摯に受け止めて行動に移すことだけだったと思う。
      彼自身も、応援する人達もです。

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    2. ↑ その通り。叩きたくて、このブログを書いた訳で無い事は文面からも充分伝わって来ます。栗城さんの考えも尊重しながら、かなり熟考しながら書かれています。チャレンジスゴいともてはやす無責任な支援者よりも、よっぽど栗城さんの事を考えています。ブログの最後の方にも単独・無酸素に拘らず、ノーマルルートから始めようという具体的なアドバイスもしているじゃないですか?登山に関わる人間として無謀なチャレンジを見過ごせなかったんでしょう。なんせ命に関わる事ですから。

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    3. 栗城氏の死去につきまして、心からお悔やみ申し上げます。さて、出産の痛さもそうですが、物事の例えはなかなか難しいものです。要はそれぐらい栗城氏の考えは一般常識的に無理があったという事なのでしょう。登山を知らない私には分かりやすい例えでした。
      また、栗城氏の活動が事業だとした場合、ハナから登頂が無理な事だと知っていながら、資金を集めるために支援者にそれを伝えていないのであれば、それは誠実ではないと思います。支援者は夢・挑戦・共有などの言葉に賛同したとはいえ、計画に無理がある事を十分に理解していたら支援はしなかったと思います。

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  4. 私のような一般人の目線で見れば、栗城氏は排除されなければいけないと思います。彼がさほど悪いことをしたという意味ではありません。彼は演出と印象操作とミスリード、そして昨今のネット社会を巧みに使って成功しました。そして業界の皆さんが長らく批判しにくいポジションを取り続けることができた。すべてが合法的であるだけに悪魔的まで巧妙です(彼が意識してやっているかは別として)。このまま彼の栄華が続けば、「登山家」の価値をおとしめるのみならず、「真面目にやることなんてバカらしい、実力なんか関係ないのだ、この社会は印象操作でどうとでもなるのだ、だったら私も手っ取り早くイケメン連れてきて栗城流でやろう」という認識を広げかねない。
     上記の「」内は、この社会の真実の片鱗かもしれない、しかしある程度の所でそれを指摘・糾弾して歯止めをかけるのがマスコミの仁義であります。うまくいえませんが、このまま彼を放置するということは「真面目にコツコツ働く人間より社会システムの隙をつく人間のほうが価値がある」という、社会全体が成り立たなくなるようなあしき認識を広めるような気がしてなりません。私には彼は某音楽家や某女性研究者より害が大きいと感じます、彼は嘘をつき続けて約10年です。もういいのでは?
     

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  5. 追伸
     私の主張は登山関係雑誌は栗城氏を「無視」または「断罪」するのではなくて「根拠に基づく批判」をするべきだと思いうのです。大衆が、彼がただのコスプレ登山家だとしってもなお支持するならなにも問題ではありません。でも彼を本物の登山家と勘違いして(させられて?)ファンが支持するならこれは大きな問題です。その「批判」ができるのは、専門家たる業界関係者のみです。一般人には登山のようにスコアもジャッジもないスポーツの細部は分かりにくいのです。それが栗城氏がつけこめる隙間だったんでしょうけど。。

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  6. 例え話に使いやすいのは解りますが、比較対象にされるのはプロレスラーの方がかわいそうですね。
    少なくとも彼らは自分の肉体を使ったハードなショーで稼いでいます。
    プロレスこそ最強!という幻想が生きている時代もありましたが、総合格闘技に現役のプロレスラーが参戦して結果を残したり残せなかったりした結果、今のショーに特化したプロレスへと変化していきました。
    チャレンジしたふりの彼とは根本的に違うと思います。
    プロレスの話はこの記事の内容からするとちょっと蛇足なので、まあプロレスファンからの一意見として聞き流してください。

    彼が山雑誌取材NGというのは恐らく事実なのでしょう。
    しかし、彼は自分が断った訳じゃないとしてきっと認めないでしょうし、これからもマトモに取材を受ける事はないのではないかと思います。
    それでも私は山雑誌が無理ならネット上でも構わないので、登山家の方々に声を挙げていただいきたいのです。
    いい大人が彼のような人にうっかり嵌ってクラウドファンディング‎に出資して、後になって騙された!と騒ぐのは自己責任でやった事なのだから納得できなければ返金請求でも何でも好きにすればいいと思います。
    しかし、彼は…と言うより彼の周りにいる鼻の利く人達は子供を狙っています。
    教育映画と称して嘘で固めたPVを学校や教育機関へ流そうとしています。
    いつまで得られるか解らないクラウドファンディング‎での収入なんかより、よっぽど確実で色々と今後に利用できる所を狙ってるのでしょう。
    学校の道徳の時間や課外授業で見た映画の凄い人だからきっと本当に凄いんだ そうなってしまう前に声を挙げていただきたいのです。
    勿論、自分の身内に触った時には自分も出来るだけの事をするつもりですが、どうか登山業界の人にも声を挙げていただきたいです。
    もし身内が通う学校で上映される事になったとしたら、一保護者の個人的な意見はあまりにも無力です。

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  7. 根拠なく他人を嘘つき呼ばわりしたからには、落とし前をつける必要があるでしょう。ジャーナリストの端くれなら例え話ではなく、ちゃんと本人に取材して真実を記事にしてくださいよ。栗城さんもそれを望んでいるようですし。

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    1. 森山さんは取材してますよ。ただ、栗城さんから公表しないという条件付きで。難関ルートは無謀だと提言する筆者に対して、「登れると思ってる」の一点張りで平行線だったようですが……。そもそも、栗城さんは登山関係の雑誌などの取材はNGだったじゃないですか?登山家なのに……。こういった活動してるのなら、批判も受け入れた上で自分の活動について、ちゃんと語るべきだったと思います。

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  8. 煽るコメントは栗城アンチの仕業なので無視した方が良いです
    単純に森山さんに嫌な役をやらせようと煽っているだけです
    森山さんの文章には色々な想いが込められていてわかる人にはわかります。

    もう栗城には関わらない方がいいと思います。
    服部さんや登山界がなぜ栗城の関わらないのか
    今更ながらその意味が理解できました。

    とにかく登山ジャーナリストとしての責任を果たしてくれて
    ありがとうございました。

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    1. 服部さんは鬼スラ登ってるから一緒にしてはいけないよ。

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  9. たくさんコメントありがとうございます。ひとつひとつ読んで参考にさせていただいております。栗城さんについて書いたのは、今回のエベレストの経過を見ていて、登山としてもショーとしてもあんまりじゃないかと思ったことと、世間の登山に対する見方を少しでも正したいという、かっこよくいえば使命感みたいなものです。とくに今季のエベレストは、ウーリー・ステックとキリアン・ジョルネという超本物が来ていただけに、そちらが全然知られないのはあまりにアンバランスじゃないかと感じてしまったので。

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  10. 栗城さんの登山に関しての考察、大変興味深く読ませていただきました。

    個人的には「栗城さん流」の無酸素単独は決して見逃してはいけない事実だと思っています。栗城さんは海外にも積極的に働きかけているようで、時々栗城さんが「海外メディアに取り上げられました」とか「海外の有名登山家のXXさんと交流しました」とアピールしているのを目にします。日本の登山界の信用のためにも、栗城さんのような有名な方には特に登山のルールを守っていただきたいと感じています。「登る振り」と「無酸素単独発言」の2つで、日本だけでなく世界中をミスリードする行為は決して許されることではありません。

    「世界の登山界の常識とは違う、栗城流の無酸素単独登山なんです。他人と違うことをする人を批判する否定の壁が云々」などど言う事は、ルールを無視するための身勝手な言い訳です。「本物の山頂には達してないけど、栗城流では登頂成功したことになります」など言語道断。他の登山家の方達が皆このようなことをし始めたら一体どうなることでしょうか。

    「やったことない人は批判するな」などと言うなら、メディアやネットにしゃしゃり出ず、他人のお金をあてにせずにご自身一人でひっそりとやればいいのでは。練習全くなしの結果ひどいゲームをしたプロ野球チームが「プロ野球選手になったことないのなら批判するな」と言うでしょうか。

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  11. 売名行為は良くないですよ

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  12. “そんなわけないだろ。”

    に笑ってしまいました。


    私は一般的な登山者ですが、山で一度だけ栗城さんとすれ違ったことがあります。
    ものすごく態度が悪かったです。
    元々好きだったわけではありませんが、やっぱりテレビとかとは違うんだなと感じました…。

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  13. いつだったか、たまたま栗城さんの挑戦している番組を拝見させていただきました
    終始、泣き言ばかりで最後には言い訳ばかりだったという事しか覚えてません

    どれほど辛いのか自分には理解できませんが、見終わった後、あの内容で番組が成り立つんだと逆に関心しました。

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  14. 応援というか、お金を出している側も後に引けないのでは?
    頭おかしい人を応援していた自分も頭おかしいと思われてしまう。表だって非を認めることはできない。そのため応援していると見える人がいるのではないでしょうか。

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  15. 小樽の赤岩の画像、トップに「ゴボウ抜き」されてます。なのに「単独」だと言う。

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  16. 誹謗中傷はやめなさい
    犯罪行為です

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  17. ひどいブログだ
    あなたの言いたいことは大筋理解できたが、それでも
    他人を批判するなら理論的理性的に最後まで責任をもって行動するべきだ。
    中途半端に持論とわけのわからない比喩を用いて匂わすだけでまったく中身が見えない。あなたは栗城さんが「嘘つき」であると確信しているようだが、本当にその言葉に責任が持てるのですか?
    大筋があっていようが少しでも間違えばあなただって「嘘つき」だし、下手をすれば名誉棄損ですよ。
    事実ここには主観的で一方的なコメントも多く残されていますし、登山界のプロだか何だか知らないが人としてそれでいいのですか?

    そもそも登山をスポーツととらえるのは結構だが、山はもともと登山界のものではないし、自分らだけが山のすべてを知っているような語り口は傲慢ではないですか。医者だって人間の体のすべては知らないというのに。
    とにかくこんな不完全な文章をもとに他者を批判するべきではないと、ここを読まれた方に強く主張します。

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  18. 雑誌PEAKS森山氏のコラムを是非お読みください。氏のクライマー評は決して傲慢な語り口ではありません。的確な評価且つ一流クライマーから学ぶべき事柄は学びながら文章を書かれている事がわかります。

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    1. 返信いただきありがとうございます
      ぜひ一度拝読させていただきます

      ですが私が言及したいのはコラムの語り口ではなく、当該記事の文章についてです。「そんなわけないだろ」なんて言葉を記事に書くでしょうか?
      確かに、登山界の専門家として栗城氏の活動に対する見解を示しているのは理解できますが、それでも栗城氏を「嘘つき」であると断じるのは慎重であるべきです。
      周知のとおりインターネット上の情報は、作成者の意図とは無関係に拡散され取り返しがつきません。
      論拠薄弱の状態で他人を「嘘つき」という言葉で表現することの危険性についてあなた方は本当に理解していますか?

      それから、栗城氏の活動を「プロレスと同じ」「ショーである」と表現されてますが、個人ブログに記事を書くということは自己を顕示した欲求の表れともいえます。雑誌の編集者なんてまさしく「ショービジネス」であるとは言えませんか。読者の読みたい記事を書いてお金をもらうのが編集者の仕事であることは否定できないのではないですか。思わぬ反響を受けて、つい自分の経歴を相手に誇り、強い言葉をつかって優位性を読者にアピールし、承認欲求を満たした可能性もあるかもしれません。

      こんなことを書かれたらどんな気持ちがしますか。栗城氏の活動に対して不特定多数の場所で非難されるのであれば、彼が雑誌の編集者であり、文章を読んでもらうことでお金をもらっている職業であることも、読者は意識したうえで判断するべきではないでしょうか。

      私が言いたいのは当該記事の森山氏の文章は、一方的な主張であり、安全域から他者の失敗を陰であざわらうような態度であるということです。インターネットは他者を侮辱、嘲笑する場所ではなく、当該記事がその温床になりつつあることを警告し、森山氏がその責任について無自覚に放置していることを主張したいのです。

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    2. ああ、こういう人が彼を死に追いやったんだな

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    3. 森山氏のこの文章を読んで、「誹謗中傷」であるとか「ひどいブログだ」といった感想が出てくるものなんですね。。
      むしろ私には、栗城さんに対する誠実で優しいエールのようなものを感じたくらいです。
      今回、非常に残念な結果となってしまいましたが、「美談のような話」で終わることなく、改めてこの文章で述べられていたことをしっかり考えるべきだと思いました。


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    4. 今回の登山で7000m以上の高地を無酸素で登ると、高山病になる可能性は高いです。今回彼は体調が悪く2回高熱を出しています。高度順化にも失敗したようです。
      5月11日 停滞日        5月12日 BCからC2(6400m)に上がる
      5月13日 停滞日・C2で           
      5月14日 深夜に、7000mへ出発しBCに戻る          5月15日 停滞日                     5月16日 停滞日                5月17日 停滞日                      5月18日 BC→C2
      5月19日 停滞日(疲れ果てて、C2で動けず)
      5月20日 C2→南西壁下部7300m辺り             5月21日 事実上の敗退宣言をし、C2付近で死亡
      7300mで高山病になった時に単独では対応できません。今回は脳浮腫か肺水腫になったと想像できます。
      南西壁は彼の実力では登れません。どこかで撤退する予定でしたがあまりに高地まで行き過ぎた感じがします。

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  19. 森山氏は取材を申し込んで意見を汲み取る機会を設けたのですが、栗城くんが断って手放してしまいました。一方的にならざる得ない原因は誰にあるのでしょうか。

    SNSやブログのコメントもブロックしたり非表示にして批判から逃げ回っている栗城くんこそ印象操作しています。こういう輩こそ野放しにしてはいけないのではないでしょうか。

    そして栗城くんの発言は毎回整合性が取れません。これはどこかが間違っているか嘘かしか考えられません。
    森山氏は記者として純粋に整合性を求めているだけなのではないでしょうか。

    ショービジネスの方もお客様に喜んでもらう為に日々鍛錬をしております。栗城くんの行動はショーにすらなっていませんので。

    栗城くんはいろいろ残念な無自覚だと確信しております。

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    1. まず申し上げておきたいのは、個人は取材を拒否する権利があります。取材を受けないから一方的にならざるを得ない、好き放題書いていいというのはずいぶん傲慢な姿勢ですね。あなたがずいぶんと理解の足りない無知な人間であることを確信しましたよ。
      山に登るには全部あなたがた登山界とやらの許可がないと行けないのですか。栗城氏が山を登るかどうかの決定権があなた方にあるというのですか?あなた方こそ、自身の雑誌のネタにしようと栗城氏を利用したいのではないのですか。
      「ショービジネスもお客様に喜んでもらうために日々鍛錬しております」という文言には笑いました。まったく私の意図を理解しておられませんね。正直こんなところで冷静な議論をしようとした私がばかだったということに気づきましたよ。
      結局人は見たいようにしか物事を見れない、だれもかれも「完全な善人」か「完全な悪人」かでないとあなた方は気に入らないのでしょう。結論が決まっている人間と論議をするつもりはありませんのでこれで失礼します。

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    2. 横からですが、あなたのほうが全く意見をかえようとしない結論が決まっている人のようにお見受けします

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  20. 栗城氏は無酸素単独を講演のネタにしているだけで、登る気など全くない。
    結果が登れないのではなく、はじめから登る気がないのです。



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  21. 江本 悠滋氏のガイド登山なのに自称「単独無酸素登山家」が存在を書かないのはスポンサーを騙してるのと一緒でしょう。

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  22. 非常に面白い記事でした。論理的でとても読みやすい。
    服部文祥氏が「彼は登山家ではない」と断言した理由がよくわかりました。
    良い悪いではなく、栗城史多氏は登山芸能人として見ると全てが明快になりますね。
    ここにある批判意見も彼(たち)にすれば全て、「しめしめ」ですわな。

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  23. 森山さんの記事は毎回楽しく拝見しております。基本的にはすべて賛同しています。以前テレビ番組で、千原ジュニアが、「え・・・?栗城さんて登山界ですごい人なんじゃないの??」と言っていました。それがすべての問題ですね。私も登山を趣味としています。もちろん、ある意味栗城さんの足元にも及ばないレベルの趣味登山家です。ですが、彼の行動が危険な誤解を生み、そして、彼の命を危険にさらしていますね。もちろん、彼がそれをわかってやっていて、それでも山で死ねれば本望と思っているなら、彼の自由ですし、賛同してくれる仲間の下、好きに続ければ言いと思います。ただ、森山さんの言うとおり、支援した人たちは、辛い思いをすることになると思います。私は、彼の計画や判断、行動が、無計画で無謀な自殺行為なのだということを、警鐘を鳴らす意味で、森山さんたち山岳ライターの方々が発信するべきだと思います。第二の勘違い登山者を生まないために。

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  24. こんんちは、山好きな初老です。
    森山さんの評論わかりやすく参考になりました。
     難易度が高い山(難易度の高いルート)は、陸上競技のように、予選などがあって、選ばれた人だけが挑戦できるようであれば、栗城さんへの誤解が生まれないとおもうんだけどね。
    「エベレスト無酸素挑戦」といわれたらね・・・。
    また、栗城さんが、不特定多数の方(本、SNSなど)に発信されているので、いろんな意見(匿名含)はうまれるのはしかたない気がします。
    だから、栗城さんの指の件も含め、国内の山でも、大変な事故が起こるから、森山さんのような意見は必要だと思います。

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  25. ご警鐘にもかかわらず命を落とされたというニュースがでています。
    https://thehimalayantimes.com/nepal/japanese-climber-nobukazu-kuriki-found-dead-on-mt-everest/

    栗城氏のFBでは体調悪く断念ということは確認できました。
    https://ja-jp.facebook.com/kurikiyama/

    AbemaTVで今日(5月21日)の16時から特番の予定でしたが延期のようです。
    https://abematimes.com/posts/4221638
    28日16-18時へ延期
    https://abema.tv/channels/special-plus-3/slots/Beom9iV63PLQko

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  26. 主さんが心配した通りの結末を迎えてしまって残念ですね

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  27. このブログの予言?通りになってしまった
    元々が無理ゲー登山なのに大勢に応援されて
    AbemaTVで特番まで組まれてしまって
    引っ込みつかなくなってアタックそして自滅

    常にスポンサーやファンがいた所を見ると
    それなりに魅力のある人だったのだろう
    もったいない・・ご冥福そしてお疲れ様

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  28. 栗城さんは会社を辞めた頃に書籍を読み講演会へ行った際はとても良い印象でした。(まだ2冊しか出版していない頃)

    最近は確かに沢山のスポンサーがついて身動きが取りづらかったのだと思っていました。

    仮に事業と捉えたとしても広告だけでとても採算が取れるような事業には思えません。
    人件費、中継費その他もろもろは動画配信で賄えるわけがありません。チャレンジするために色々なものを一人で背負い過ぎたのではないかと思っています。

    もちろんただ庇うだけでなく、批判の声も全うなものも多く「そう思われても仕方ない」ことだと思います。

    ただ一つ間違いなく言えることは、栗城さんのメッセージで少なくとも自分一人は「大きな勇気をもらえた」ことは確かです。
    自分のやりたいことにチャレンジできました。

    ここでいうべきか分かりませんが良い経験をシェアしてくださってありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

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  29. こうやって、ひたすら批判に必死になってるだけの奴より、

    失敗して死んでもやってた人の方が素敵

    人が好きでやってることが金のためだろうと売名だろうと、それは自由

    もちろん批判するのも自由だが、生産性ゼロの批判はひがみにしか見えない

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    1. 感動のためなら人が死んでもいいってのはすごいねぇ。

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    2. 本当に記事読んでいるのか?
      この方は単に批判をしているんじゃなく「いきなりメジャーリーグで4番を狙うような真似はやめて、きちんと下積みをしろ」と言っているだけ。
      栗城のやったような無酸素登山のような超高難易度を初エベレストでやるのは無謀で失敗するからやめろと言ってるのであって、頭からやめろと言ってる訳じゃない。

      「東大受験をするなら毎日勉強をしろ」と言ってるのが投稿者で、あなたは「無謀でも東大にチャレンジしたことに意味がある。批判はやめろ」と寝言を抜かしてるに過ぎない。
      そして実際東大に受かるためには前者が必要で、後者を抜かす人間が感動したといっても単なる感動ポルノ。
      生産性ゼロなのはあなただ

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    3. こんなに理路整然とした文章を僻みとしか捉えられないなんて…恐ろしく低い理解度。俺じゃなきゃ見逃しちゃうね。

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    4. こういう人が栗城さんを無自覚に追い込んで行ったんでしょうね

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    5. 種も仕掛けも考えてないのに脱出マジックショーをやる奴がいると分かれば、普通は全力で止めるだろ。
      それでも「脱出できるの?!すごいやってみて!!」とでも応援するのか?
      時には生産性よりも損失を防ぐことが重要だと思うけどな

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    6. 結構生産的に批判していらっしゃると思います。
      元より、山に登るというのは非生産的なわけです。「なぜ山に登るのか。そこに山があるから」みたいなフレーズが出るほどにはね。非生産的ながらそのチャレンジを面白く感じてしまうし、自分もやりたくなってしまう。それが人類です。登山ライターさんなんだから百も承知でしょう。
      だからこそ、「有」酸素単独登頂も中継してくれるなら見てるほうも面白そうだと、栗城氏のショー化された登山の生産性を最大限生かす提案をしているじゃないですか。実際は、そうならず字面だけの無酸素かつ異常に過酷なルート選択にこだわり、悲惨な結果になってしまった。
      この生産的批判が届かなかったことが残念です。

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    7. 全文読んでいないか理解できていませんね?

      あなたは「何でもかんでも批判する」事に過敏になり、確証バイアスでよく理解せず批判している。
      皮肉なことにあなたが想像する「ひたすら批判」している人と同じ認知の罠に陥っています。

      実力に見合わないスタントをショーにすることに対する警鐘は生産性ゼロではないと思います。

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    8. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  30. >もうひとつ、嘘がいけない理由があります。どちらかというと、こちらのほうが問題は大きい。それは、栗城さん自身が追い込まれていくことです。応援する人たちは「次回がんばれ」と言いますが、このまま栗城さんが北壁や西稜にトライを続けて、ルート核心部の8000m以上に本当に突っ込んでしまったら、99.999%死にます。

    警鐘されていた最悪の結果になりましたね。
    心配してくれていた人もたくさんいたでしょうに残念です。
    このような自分自身をも死に追い込むような生き方は登山以外の世界でも時折みうけられますね。
    一般人のビジネスの世界でも有りえることだと思います。

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  31. 山なんか全く知らないけどこの記事にたどり着いたら、この記者さんの言っている事がよくわかりました。批判をしている人は記事をちゃんと読めてないのかも。

    スポンサーとして応援したりする人は無知だったのでしょうか?持ち上げたメディアも取材不足だったのでしょうか。

    ニュースやワイドショーではどんな取り上げ方をするのかわかりませんが、メディア、マスコミ?とかって本当に怖いですね。

    命は大切にしたいです。

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  32. 忠告が現実になってしまいましたね。。
    悲しい出来事です。

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  33. あと、「登る気がなかった」というのは、プロや山に詳しい人ならわかることなんですか??
    どれだけ無謀なのか記事から想像してもあんまりよくわからないのが正直なところ…。

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    1. 栗城の提示した目標を「北壁(のちに西陵)無酸素単独登山」を本当に到達できたとしたら、登山家の歴史書に名前が数百年は残るレベル。歴史上の人物でいうなら信長とか家康。
      野球の歴史でいうならべーブルースとか、その辺りの実績になる。

      これを「エベレスト初登頂で」成し遂げようという目標を掲げていた。
      しかも栗城は普段はフルタイムで働くサラリーマンで、シーズンが来た時だけ登山をしている。

      日頃は会社に通って週末に野球をするサラリーマンが「俺は歴史に残るホームラン王になるから応援してくれ」と公言していたようなものと言えば、どれだけ現実味が無いか想像つくだろうか。

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    2. なんと…!
      それは本当に…。しかもサラリーマンとは!!
      無謀な行動を周りも応援し、何度もチャレンジが実現したことに驚きます。分かりやすい説明ありがとでした。m(__)m

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    3. >無謀な行動を周りも応援し、何度もチャレンジが実現したことに驚きます

      本当にこの通りだと思います。栗城を批判する人の中の多くに、スポンサーや無責任に応援する人そのものを批判してる人が多々いるのもこれが理由です。
      本当に達成して欲しいなら「サラリーマンを辞めて、世界各地の山を制覇して実績を積んでから挑むべき」「まずは普通にパーティーを組んで有酸素でエベレストを峠(ルートがある程度開拓されてる一般の道)から行くべき」と忠告するのが筋であって無責任なホームラン王週末チャレンジを応援して「勇気をもらった」は真摯であればあるほど何か違うと感じるはずなのです。

      自分は、彼も、彼を応援する回りも含めてプロ、アマ問わず同じ登山家の方からすれば「山をナメるな」と怒りを露わにしても仕方ない事だと思います。

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    4. 栗城はサラリーマンじゃなくて自営業ですよ。たおって自分の会社の社長。 基本スポンサー回って講演会して稼いでる。 ニトリとか地元・北海道の優良企業がスポンサーについてたころは資金潤沢で、時間的にも余裕があった。似鳥社長はもっと早くネパール入りして順応・トレーニングしろって言ってくれてた。なのに毎回講演会を優先して順応の時間が足りなくて敗退してたからもともと批判的な人は「こいつ元よりやる気ないんじゃね?」て訝るようになった。

      支援者は無知なのか知らんけど、4月上旬(本来6000m峰に登って事前の順応やってる時期)や5月下旬(登頂のチャンス)に講演会の依頼入れてるのがいた。 本来なら栗城自身がそういう依頼は断るべきなんだけど、何年もそれを変えようとしなかった。だから「アンチ」と呼ばれる人たちは本人も支援者も口を極めて批判していた。

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    5. 本物の経験と知識を持って栗城を批判してたのなら、匿名でイモトを余勢を買って叩くまでしなければ、「ネット登山家」と揶揄を返されることもあるまいに…

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    6. 栗城とイモトと同じにするなよ。彼女はチョモランマを複数回登ってる日本人登山家などを数人、それに加えて現地ガイドも入れているじゃないか。下りはヘリだし。アレが本物のショーなのだよ。栗城のはショーでもないし挑戦でもない、謎の行動だから良識ある人々の興味を集めているんだ。

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  34. 今回の栗城氏の死亡からここにたどり着き、非常に興味深く読ませて頂きました。色々なプロの方が警鐘していたにも関わらず、聞き入れずに無謀な事をしていたのは命を粗末にしていたとしか言いようがありませんし、他の登山家達に失礼だと思いました。故人を批判するのは良くないかもしれませんが、謙虚であれば、指の凍傷も命ももっと大切にできたのではと思ってしまいます。

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    1. 命を粗末にしてしまった、本当にそう思います。
      せめて指を失ったところで止めておけば、化けの皮が剥がれても一時の恥で済んだのに。
      金稼ぎの道具としか考えていないスポンサーや無責任なファンに散々持ち上げられた挙句、引くに引けない心理状況になってしまったのでしょう。

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  35. ほぼ素人の人を周りがおだてて、最後は命まで。。。
    本人も無謀というのは重々承知だったんでしょうね
    その証拠にちゃんとした意見を言ってくれる人たちはブロックしていたのだから。
    奇跡の一発逆転を狙っていたのかもしれませんが
    無謀なアタックを言い続けないと、存在価値がなくなるのも
    分かっていたんでしょうね。なんとも切ない。
    この様な事は二度と起きてほしくないので、今後この死を利用して
    闇雲に栗城さんを称える番組や書籍など出なければいいのですが。。

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    1. 同感でございます。

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    2. 現実を見ずに嘘をついているパフォーマーを、更に現実を見ないド素人が「勇気をもらった」「偉大なチャレンジ」と褒め称えているのがとても恐ろしくグロテスクに思える。

      死後聖人化で特集とか組まれるだろうけど、ほんとそういうのは辞めて欲しい

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  36. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  37. マスメディアは努力家で果敢な人間として扱うでしょう。
    それはそれでいいと思います。
    そこから世間が彼の事に興味を持って登山家とはどういう人間なのか調べ
    曖昧な認識から明確な認識を持った時
    チャレンジ精神がタダの精神論ではいけないと学んで欲しいと思いました。

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  38. AKIRAでの鉄男にオーバーラップした。抗えないものに呑み込まれてしまった悲哀。命を差し出す前に止められなかったのか...第二、第三の彼を生み出さないよう業界に自浄作用が働くことを願います。

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  39. 予言ブログがあるとのことで見に来ました。
    筆者の今の気持ちをお聞きしたいです

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  40. どこかで「プロ下山家」と揶揄されていましたが…
    エクストリーム・スーサイドですね
    美化せずきちんと検証する番組や書籍が出るといいなぁと思います

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  41. 栗城さんの無謀さは、指を失う前からずっと言われていた事です。竹内さんも同様のことを言っています。西陵とか北壁とか、どう考えても無理です。なるべくしてなった現実。引っ込みつかなくなったんだと思います。管理人さんはみんなが思ってたことを言っただけ。でも死ぬことはなかった。

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  42. イモトはまだ自分を「(天国じじいをはじめとする日本指折りの山の達人に)過保護なくらい保護されて登らせてもらったただの芸人」ってわかっているし、わからせる周囲の力があるから悲劇が起きなかった、というだけで。

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  43. その理論で言ったら「必ず金メダル取ってきます」って言ってオリンピックに出る選手も嘘つきってことだな

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    1. 毎日8時間とか練習している選手が「取ってきます」は実現可能な範囲(最初から嘘とは本人も周りも思わない)
      年に数回だけ練習してる選手が「取ってきます」はただの虚言

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    2. オリンピックに出場する選手はきちんとトレーニングを積んで資格を得て出場している訳ですからその意見は的外れではないかと

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    3. その例えだと実際に取れる位置にいる人が言うならいいが、
      この人の場合日本代表にも選ばれない実力だったのが問題
      で、支援者達も無責任に煽り続けた結果がこの最悪な結末

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    4. その選手が県大会で負けるレベルのくせに、「次の五輪で金目指す」というホラで金を集めていたら「嘘つき」呼ばわりされも仕方ない。栗城氏の実力はそれに近い。実力がなくてスポーツの試合に出ても悪い成績が残るだけだが、8000峰では死ぬという大きな違いがあるけどね。

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    5. 前提として、栗城さんはチャレンジに成功するための相応の努力も準備も十分にしていない。そもそもオリンピックなら代表に選出されないでしょう。なぜ、2つを比べて同じだと思ったの?

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    6. 「必ず金メダル取ってきます」って言うだけじゃ普通はオリンピックに出ることすらできないんだよなぁ。必死こいてトレーニングして、参加標準記録と国内の熾烈な代表争いをクリアしないと出れないんですよ。おわかり?

      お前が「オリンピックに挑戦する!」言っても普通は誰も相手にしないだろ?それと同じなんだよ。

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    7. メダル取ってきますと言うのは、日本代表までになって実際に報道機関から取材があるような方ですよね?国の代表として出場できるほどの実力が自他共に認められている方達ですよね?そういう選ばれた方達の発言と一緒にするのはどうかと思いますよ。

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    8. 彼はエベレストを登頂すると言ってましたが、素人がグローブを付けてマイクタイソンと試合をする様な事です。
      そんな事したら殺されますよね?
      運が良くて後遺症が残るくらいのダメージを負うと思います。

      彼がやり続けていたのは、そう言う事なんです。

      余りにも無謀。

      現実では素人がトッププレイヤーと試合をするのは難しいですが、登山の世界ではそれが出来てしまうんです。
      山に登れば良いだけなので・・・

      山はプロ、素人関係なく、平等です。
      だからこそ素人は技術、体力を磨かないと最悪死んでしまうんです。

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  44. 前にも言ってる人がいるけど死んだのがシェルパとかスタッフとかじゃないのがせめてもの救い。挑戦と無謀を履き違えてた。

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    1. 確か、以前の挑戦で栗城氏に同行しているシェルパが一人亡くなる事故が起きていたはず。
      そういう意味では、栗城氏は既に前科あり。

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    2. 同行したフリーカメラマンも死んでる。山中でのくも膜下出血だったけど。

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  45. 色々考えさせられるな。

    栗城氏の事も登山の事もあまり知らないが、この人は登山が好きだったのだろうか?

    初めは好きだったかもしれないけれど、スポンサーやら何やら色々なモノが大きくなって、最後にはもう登山もすきじゃなくなっていたんじゃないかなって思う。

    で、方向失って死んでしまったと。

    エベレストとかはお金も掛かるみたいだし、コツコツ仕事して挑戦なんて無理かもしれないけれど、本当に登山が好きで楽しみたいのなら、途中でこんな事やめてサラリーマンやって長野の山でも富士山でも登っておけば良かったのにって思う。

    そっちのが、ずっと登山を好きでいられるでしょう?
    好きだった登山が好きかもわからなくなって、周りに飲み込まれて死んだようにしか見えない。

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  46. 友人からの栗城さんの死とこちらのブログ教わりました。

    先ずは栗城さんのご冥福をお祈りし、遺されたご家族や親しい方々にお悔やみを申し上げます。

    そして、このような警告が彼に届かなかった事をとても残念に思います。

    残された我々は同じような事が再び起きないようにするにはどうすれば良いのか、せめて考えていきたいと思います。
    協賛した企業、応援した人、マスコミだけが悪い訳では無いはずです。

    山を楽しむ自由は生きて帰ってこそ。生きて帰してこそ。
    いつまでも自由に山を楽しみたいものです。

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  47. まぁ、色々な意見もありますが。
    ご冥福をお祈り申し上げます。。。

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  48. この意欲・執着心、コミュ・アピール力、無謀・行動力。
    もしも人の山ならばかなりの高さを登れる事もあるかもしれない。それが神輿かはともかく。
    しかし自然の山だった。自然は感動で何ともならない。感動?何それ。

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    1. 普通に自然に対峙すれば、そのあまりに物理的な、人間的な感情など全く含まない大きさ、力を感じ取れるもんだと思ってました。 
      津波や台風の破壊力、見るだけでも、暴風や豪雨をほんの少し体験するだけでも、自然に人間的な何かを期待するなんて出来ません。
      何かを感じ、期待しているとしたら、それはその人自身の自己陶酔としか思えません

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  49. このように力説しなければ本当の中身がわからない伝わらないことがすでに問題なんでしょうね。つまり、なにも知らずにホイホイ簡単に踊らされる世論。
    皆が見識あればこのような戯言を発信しても誰も振り向きませんからね。とても考えさせられます。そういう意味で無駄な死ではなかったのかな。何にせよ、本当に好きだったのなら一番良い、幸せな死だったと思います。ご冥福を。

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  50. 栗城さん、登山については無知の素人です。

    今回、栗城さんが亡くなった記事を見て、栗城さんとはどういう人なのかを調べていて、ここのサイトを読ませていただきました。
    栗城さんが何故エベレストに無謀なのにトライしたのか?栗城さんはとてもミーハーなのでは?東大受験に例えると、何度も何度も東大を記念受験して楽しんでいる、みたいな感じなのではと感じました。
    トライするものが無謀でハードルが高ければ高いほど、それに挑戦している自分すごい!的な!なので努力して実力をつけてしまい、ハードルが下がってしまっては彼にとって意味がなかったんじゃないでしょうか?
    彼が興味を持ったのがたまたま登山で、登山といえばエベレストでしょ!さらにハードル上げて単独無酸素!そんなのにトライするなんて俺ってすごい!という思考では。


    栗城さんのご冥福をお祈りいたします。

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    1. 今回栗城さんはローツエに高度順化で登り、その後エベレスト南西壁を登る予定でした。しかし、ローツエには登らずに南西壁に取りついた。高度順化にも失敗して無酸素で7300mまで行って高山病で亡くなったようです。高山病になると動けなくなるので無酸素・単独は無謀なのです。

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  51. >栗城さんは世界の登山界的には無名の存在です
    よくこんな嘘堂々とつけますね。
    残念ですが海外で一番有名な日本人登山家は栗城ですよ。
    海外の登山サイト見たことないんですか?
    たびたび栗城の名前が出てきますよ。
    日本では山野井が伝説みたいに語られてますが栗城のほうが海外では有名ですね。
    今回の死もいろんな海外メディアが報じてます。
    一度Kurikiで検索してください。嘘はいけませんよ。

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    1. URL貼れよ
      嘘というまえに真実を貼れ

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    2. 海外事情にも詳しい登山のプロや識者も見ているであろう記事で、「海外で一番有名な」とか「嘘はいけません」とか書きますか。
      一瞬で書いた側の嘘とわかるのに。

      単なる釣りだったら反応した自分ごめんなさい。なのですが、まさか他の登山家の名前知らないでkuriki だけ検索した結果なのか、とか、検索結果数(それだって海外のスーパースター登山家よりもちろん少ない)と登山家としての有名・無名度あるいは評価の区別が付いてないのかなとむしろ不思議というか心配になってきました。

      釣りや煽りでなくて本気で書いてるのなら、インターネッツは今すぐやめて下さい。そして友だち以外で一番信頼できる頭のいい人に、これを見せて相談して下さい。

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    3. 少なくとも 英語版 Wikipedia の登山家リスト には彼の名前はないようです。
      https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_climbers_and_mountaineers

      ファクトチェックは各々がすべきだと思いますが、私はこのブログの主張を信じます。

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  52. 恐らく検索で辿り着く人も多いと思います。
    私が心底願うのは、あなたが死者を冒涜しない事。
    ほら見ろ俺の言った通りだろ、と偉そうにメディアに出ない事。

    無酸素とか単独と言うな、嘘だ詐欺だ、世界的には無名だと
    こき下ろすニュアンスと、取材を申し込んだ際の大人気無い
    ブログ内容に、怒りと呆れの感情が涌きました。
    あなたがどんなに正しく正義であっても、
    あなたに栗城さんをこき下ろす資格も必要性もありません。

    栗城さんが予言通り亡くなって、自分の登山道を
    より正しいと思われるでしょう。栗城さんのような
    目立つ挑戦者を嘘つき呼ばわりしたい気持ちもわかります。
    でも、彼を批判して良い人はいない。
    少なくとも登山家としてあなたよりずっと記憶に残り、
    勇気を与えてくれた存在だからです。
    命を掛けてまで…なんて言うべき事でさえ無い。

    栗城さんは行動した。行動した人間を行動していない人間が
    頭でっかちに論破しようとするのは本当に醜いです。
    栗城さんを批判してる人は、結局の根本は妬み嫉み。
    登る気が無い人が指を失う?再挑戦をする?
    応援が無責任なら、全てのスポーツに応援はいらない。

    今はただ、深く感謝の念を送ります。
    ありがとう、栗城さん。

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    1. 彼の無謀から学び、教訓とするならば意味はあるのかもしれない。
      けれど、彼の無謀に憧れた誰かが彼を模倣したら、その誰かがまた亡くなるのですよ、ほぼ確実に。

      彼の死は決して無駄では無かったかもしれませんが、それは彼の行いからダメの見本を学べるからではないでしょうか。
      彼の行いそのものが勇気とか挑戦とかいう美談の類であるとは、私には思えません。

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    2. 「行動した」事を評価するのは間違っています。彼の「単独・無酸素」という嘘の宣伝文句、彼の実績と実力から全く成功の見込みのない難ルートへの挑戦など、山を知らない人を騙す「感動劇場」を作り上げる行動はむしろ非難されるべきでしょう。「嘘でも何でも自慰的に感動できさえばいい」っていうのは「感動ポルノ」で下劣です。

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    3. 貴方の言う「行動」とは何を指すのですか? 少なくともこの記事を読んだだけでも筆者が20年以上登山に関わってきた(当然自身も登っていた)ことは分かるはずですが、それは行動ではないのでしょうか?
      頭でっかちどころか、十分な経験のもとに"無謀"という評価を下している、と自分には読み取れましたが。
      あと妬み嫉みと言ってますが、この記事では栗城さんがもっと安全に有名になるための方法まで提案しています。それはちょっと当てはまらないのでは?

      これを受けて栗城さんのファンが「感動を与えてくれてありがとう」と感謝するのはいいでしょう。応援してた相手が亡くなるのは辛いものですから。
      でも大事なのはその後どうするかです。
      自分の無責任な応援を反省するのか、「悲しい結末だったね。ところでゴハンどこで食べる?」と映画後の客のように別世界の出来事として終わらせるのかは大きな違いです。

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    4. こういう人の無自覚なエールが当人を死へ誘ったんだろうなぁと
      つくづく思う

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    5. 中学時代に陸上部で幅跳びをやっていた36歳の男が、あるビルの屋上から、5m離れた隣のビルの屋上に飛び移ると宣言した。この男を応援するのは理解可能である。では、8m95cm(走り幅跳び世界記録)離れた隣のビルの屋上に飛び移ろうとしていたらどうか。壮大なロマンとして応援するのか、本人の自由だから文句言うなと擁護するのか。

      実際ははじめから飛ぶ気はなくて、踏み切る手前で転んで怪我して延期を繰り返してたけど、最後にちょっとした手違いで本当に飛んじゃったということ。

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    6. 栗城さんは自滅行動した。自滅行動した人間を自滅行動していない人間が
      頭でっかちに論破しようとするのは本当に醜いです…………………。

      「行動」を真実に照らし合わせて「自滅行動」に変換すると 批判する方が正しいよ。
      栗城氏の「行動」の本質に気付けば とても褒められた物ではない。
      「行動」には「良い行動」と「愚かな行動」が有るからね。

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  53. 高度8千メートルからの、ノーパラシュートスカイダイビング、前例有るし下が海だから大丈夫だよねって皆が応援するよって言って飛ばせた

    確かに高高度からのスカイダイビングで事故でパラシュートが開かずに落下しても奇跡的に生き延びた人は存在する
    でもソレは奇跡といわれる出来事だから国際的にニュースとして報道された

    そんな奇跡に頼った行為は普通は周囲が止めるけど、危ないから止めときなって言ってくれた人が批判されて
    結局誰も辞めさせる事が出来なかった
    そういう話でしょ

    で止めずに後押ししてた連中が自己弁護の為に、感動を貰った、勇気を貰ったって言ってる
    おかしな世界

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  54. 亡くなった日の晩くらい、悼んでやろうや。いろいろあるが、決定的に誰かを傷つけて登っていたわけではない。

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  55. 一素人ですが、彼の死を綺麗事にしている人の気がしれません。
    彼の無謀なやらないほうが良い行為で、人が死んでいる。
    そして彼のような片手間以下の登山を真似る人がでてきたら??
    更に無為な犠牲が増えるだけです。
    やったことを褒め称えてますが・・
    なんでもやればいいってもんじゃないってことも分からないんでしょうか。
    生地の通り、彼はやることをやらずにやるべきことを全部やらすにいたんですよ?

    こんなんでもらった勇気なんて薄っぺらでなんの価値もない。
    捨てたほうが良いよ。

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  56. 美談にしようと思えばできる話ではある。忠告は中々理解してもらいにくい。挑戦≠無謀であるのは事実。ただ、彼は指の9本を失っていての挑戦という時点で普通よりも厳しい条件下では無謀を超えた無謀さではある。美談になるのは正直言って反対。これが商売だったとして、それを批判する気もない。でも、救助などで他人の命をかけさせているとすれば勝手極まり、疑問を感じる。自殺するよりはマシだけど、差はあるか?と考えると違いも感じない。結局誰も幸せにはならない話なんじゃない?時期満足で迷惑かけただけ。

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  57. 感動ポルノの犠牲者がこれ以上増えませんように
    よい記事をありがとうございます

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  58. >そのときに応援していた人はきわめて後味の悪い思いをする。

    森山さんはこのように応援していた人を気遣っていましたが、実際は栗城さんが無謀な挑戦の果てに亡くなっても、後味の悪い思いどころかお花畑のままのようで残念です。

    最初は理解できないと言っていたのに最終的には栗城さんの行く末を案じていた森山さんを自分と同じ下種の輩と思い込んでいる人までいて驚きました。
    こんな方ばかりではないと思いたいですがひどすぎる。

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    1. まったくです。元記事もそうですが、コメント欄にも冷静に事態を分析して建設的な提案をされている方がおられる一方で、想像以上に読解力や思慮深さが欠落している人も多いのだとある意味失望します。

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  59. 記事興味深く読ませていただきました。
    勘違いする、或いは煽られやすい人というのは、主観を抑えて客観的に物事を見るという謙虚さが足りないのであろうと感じました。

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  60. 栗城氏を落とす必要はない。
    死者を冒涜する正しさなどない。
    そこは間違ってはいけない。

    けれど、彼の犯した間違いを冷静に考察するのはけして冒涜では無いでしょう。

    盲目的に感動した! なんて言ってる人も馬鹿め! と愚弄する人も、どちらも等しく愚かなものですね。

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  61. 森山さん、記事読ませていただきました。より深く理解できました。感謝致します。
    パーソナリティ障害というものをご存知でしょうか。彼の件は、こちらに該当するのではないかと、すこしだけ思いました。とにかく無謀なことでも、目立てれば良いと嘘を重ねる可能性があり、実際のスキルは少ないのですが、人を魅了することに長けています。

    冷静に実力がないことも理解しているのですが、それは見ないふりをしています。だからこそ批判に敏感なのですよね。だから取材を拒否したのかもしれません。知らないことを指摘されたら受け入れるけど、知っていることを言われるから嫌なのです。そういうタイプの人は、正論ではなく自分への損得の有無、という形で教えてあげないと、聞く耳を持たないかと思います。

    考え方によっては、もともと客観性を持っているタイプなので、そのスキルを正しく使ってほしかった。それを企業や有識者が指摘し、視聴者と彼が踊らされる前に、止められなかったものかと感じます。

    東大に入る学力はないと痛感するからこそ、真面目に受験するフリをして、結果発表をユーチューブで公開して(ここが本人が1番やりたいことなので、撮影準備は丹念にするが、勉強のほうは疎か)、また来年注目してねと笑顔で言える。これは寂しい人がやることです。彼の寂しさに気付いている人が何人いたのでしょうか。沢山いたのに、本人が気づかなかったのでしょうか。

    もちろん、無謀なチャレンジは全く意味がないことではない。
    感動を呼ぶこともあるでしょう。しかし、真面目な嘘に他者を巻き込み損失させる。そこに精神疾患としての深い問題を感じるのです。

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  62. 登山という場にショーを持ち込んだために、登山家との対話を拒否・無視するしかなく、結果として誰にも教えを請うことができなかった。それが最悪の事態を招いた一因であるならば、「小さな設定ミス」である嘘もつくべきではなかったのだと思います。

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  63. 通りすがりの者ですが、私も栗城氏を否定的に見てきた一人です。今回のことにより彼の存在がまともな検証も経ないまま神格化され、無知な模倣者が今後現れないかがやはり心配です。森山氏には一ジャーナリストとして、個人ブログではなく、きちんとした媒体にて検証記事を起こしてもらいたいと思います。どう扱って良いか分からないプロレスラーなどと決して言わず。そして「死人に口なし」のような反論できない故人を鞭打つ批判ではなく、彼の死を無駄にしないよう、内輪の登山者向けだけでなく今回彼のプロジェクトに関わってしまった人達のような広く世間一般に向けて訴えられるようなの実のある記事を。どんな経緯であれ、一人の尊い命が失われた事実は残念でなりません。栗城さんどうか安らかにお眠り下さい。

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  64. 森山氏のように専門家から見て客観的・科学的に理詰めで語る制止が、栗城氏本人だけでなく
    彼の周囲の人間にも聞き入れられなかった、ということ。それは考えていいかもしれないですね

    一般の賛同者は栗城氏と同様、結局は「個人」に過ぎません。人格障害である可能性含め、
    個人の思想や活動に、判断の正否や責任を負わせるのには限界がある。
    しかしながらスポンサーやメディアは、そうではないはずです。

    某リケジョ女史に喩えらることも多いようですが、論文のでっちあげなら社会的に恥を晒すだけですみますが、
    登山は命を落とします。(STAP問題も自殺者を出した以上軽くはないですが)
    彼の活動に資金や番組発信の企画・機会を与えた組織の人間は猛省すべきだと思います

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    1. こちらのご意見には本筋が感じられるので駄文ながら。

      1.人格障害(パーソナリティ障害)は社会の中で適切に生活を営めないぐらいに性格や判断力に歪みがある場合の診断名です。登山に限らず他者のアドバイスが受け入れられなくなり、薬を服用するなり施設に収容しないと程度がひどければ最後は破滅です。

      今回は挑戦すべき難所に行く前、体調不良で引き帰している時点での事故だったということで、ご本人の判断力など登山以前の問題が本質的な部分かと思えます。危険を警告したり森山氏には広い意味での山好きに対する「愛」も感じるのでそういう人に書いていただいたほうが単なる批判と拒絶されることは少ないかと。

      テーマが広くなり過ぎですが山で亡くなろうとする人は多いです。家族や同行者、捜索スタッフも大変ですので故意、事故にかかわらずどれだけリスクがあるのか救助に手間がかかっているのか広く伝えて頂ければスポーツとしての登山の輪郭がくっきりしてもっとポジティブに捉えられるかと考えました。

      2.活動のスポンサー、番組プロデューサーなどの賛同者の意識について、広告効果や話題性、視聴率を優先して考えていますよね。栗城氏のブログの動画でもクレバスにかけたハシゴが外れて落ちるシーンが上がっていましたが、バラエティ的な素人受けする画です。見た目や面白さもアクセスを稼ぐには重要ですが挑戦的な登山とは違うでしょうから、他山の石になるよう無謀なチャレンジの例と結果を発信して頂ければスポンサーの方も学ぶ機会が得られ選別する眼が養えるのではないでしょうか?普段山間で生活していない人が慣れない登山で危ない目にあうのを避けるのにも当然役立ちますし。

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  65. わたしもテレビなどで『スゴイ事に何度も挑戦をしている若者』的な紹介のされ方をしているのを見て、最初はただへぇーなんか知らないけど諦めずに偉い人なんだね、ぐらいにしか思っていませんでした。その後何度も失敗してる事を知り『無謀な事を無理だと言われ非難されながらも諦めずに挑戦する事で人々に勇気を与えたい』みたいな、いやだから無理だって、って言われても、でもやるんだ!とかアツい気持ちだけで動いちゃう少年漫画の主人公的な考えの人なのかなと思っていました。
    漫画なら成功したかもだけど、現実はそうはいかなかったのだな、でもその漫画を読んでる人にしてみたら結果はどうあれストーリーが面白くて感動出来たから良い作品って事なのかな。それを現実的じゃない、嘘は良くないと言うのはナンセンス、と擁護派の人は言ってるような気がします。
    そして周りの持ち上げてた人はどうあれ、ご本人はきっと嘘をついている気持ちは無かったのではないか、常に真剣だったんじゃないかと思います。
    そんな事続けてたら危険だと言っていたブログ主さんの意見は最もですし、ここの記事はとても分かりやすく、大変納得しました。
    わたしの文章はヘタですみません。ただ亡くなってしまった事がとても残念で、何かしら書き記したかったのです。長々失礼致しました。

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    1. これを「感動ポルノ」と言います。
      別の分野であれば、金取られるくらいで済むのですが、登山だと真似する人が出てくるので批判する必要があるということです。

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  66. 山には詳しくないですし、登ったころすらない者です。
    常識的な人、専門家の人からしたら、馬鹿に見えますよね。
    でも、それらの視点の人の批判はナンセンスだと思います。

    私は、自分にはできないので、すごいなぁとは思いました。
    実際、すごいと思います。
    同じ環境与えられても、何人が「挑戦します」と言えるでしょうか。
    そして、日本人の一体何人が同じ環境を準備できるでしょうか。
    想像できないお金と人がこの人一人のために動いていますよね。
    専門的で常識的な批判はナンセンスです。

    それにショーとしては大成功でしょう。
    ショートして見れない人は、彼を批判し、ショーとしてみれる人は応援したのでしょうね。

    ショーの題材が「エベレスト」であっただけだと思います。
    ショーに対して批判はつき物ですよね。
    youtubeには、いろんな「命をかけた」危険なショーの動画がたくさんあります。亡くなった方も、怪我した方もたくさんいますよね。
    ショーに専門的な視点を持ち込むのはありですが、ナンセンスともいえると思います。
    演出の仕方を間違えたとは思いますけど。

    一番言いたいのことですが、
    私が専門的に批判してる人に疑問符をつけるとしたら、
    エベレスト側が彼の登山を許したことです。
    「専門性を重視する登山であり」、「ショービジネスをNGとするなら」なら、彼を入山させなければ良いのです。
    「無酸素お断り」これで済む話です。

    これでは、本物の登山家も彼のことを見下したりすべきではないですよね。
    入山させた時点でショービジネスを容認しているのですから。

    「命を粗末にする馬鹿さ」は、山を登らない人からしたら、死亡確率の話だけで、対して変わらないですよ?
    「有酸素でも、無酸素でも、何でわざわざ?」です。どちらも私からしたら、馬鹿です。

    「好きだから」でいいじゃないでしょうか。

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    1. 入山料を払ったから当局が彼の登山を許可しただけのことなのに、専門性云々やショービジネスを容認やら、与えられた許可内容と無関係なことまで結び付けるのがナンセンスそのものだと思います。

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    2. 人が亡くなっておられるんですよ?人が亡くなられたショーをみて言葉のあやでも大成功とおっしゃるその価値観に、私は凄いなぁと感じます(この凄いなぁは人としてあり得ない、異常だ。という意味です)

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    3. 「それにショーとしては大成功でしょう。」って大成功じゃないですよ。大失敗です。
      サーカスでもシルクドソレイユでも公演中に事故死が発生したら、その公演はそこでおしまい。警察が来て現場検証をおこない、事故原因を探ります。ちなみに、競技スポーツだって同じです。

      メディアには、無謀な挑戦者の事故死を美談には決してして欲しくありません。やるべきは、

      ・全く実力を伴わない自称挑戦者の挑戦を可能としてしまった支援者(メディアを含め)の存在。

      ・トライしてる対象(この場合は登山)への知識や興味は全くないのに、ただ「感動するから」と応援する応援者。

      ・後味悪い結果となってそれでも、「応援が無責任なら、全てのスポーツに応援はいらない。」とか「エベレスト側が彼の登山を許したのだから」と、どこまでも自分の責任を回避し無責任を貫く「応援者」の姿勢(応援やファンになることは自由で責任はないけれど、自分の見識のなさを反省する必要はあるのにそれをしない)。

      これらの分析をメディアにはして欲しい。彼はこういったものの犠牲となったのに、美談で終わらせたらうかばれません。全くの無駄死になってしまいます。登山だけでなくて、煽られがちな人たちやカルト宗教的なものの分析にも共通する(不謹慎ながら)意義あるものになると思います。

      自分にできるのは、万が一美談化した番組等を制作したメディアがあったら、そのメディアは今後一切見ない・スポンサーの製品は一切買わないこと位ですが。

      大変残念なことでしたが、森山さんには鋭い分析をありがとうございました。つらくまた気が重いと存じますが、今後の総括にも大変期待しております。

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    4. このブログを読まれましたでしょうか?

      ===============
      誤解のないように書いておきますが、私は「登山のショー化」がいけないと思っているわけではありません。観客のいない登山というものの価値や意味を人々に伝えるためには、ショーアップはあっていいと思っています。ただし嘘はいけない。


      栗城さんの場合は、「無酸素単独」と言わなければいいのです。北壁とか西稜とかも言わないで、ノーマルルートの「有」酸素単独登頂でもいいじゃないですか。これなら可能性はゼロではないと思います。「無酸素」というほうが一般にアピールすると考えているのかもしれないけど、どうですかね。普通の人が酸素の有無にそんなに興味ありますか。そこはどちらでもよくて、山頂に達するかどうかのほうがよほど関心が高いんじゃないでしょうか。有酸素だろうが登頂のようすをヘッドカメラでライブ中継してくれるなら、それは私だって見てみたいと本気で思いますよ。


      そして登ってしまえばショーが終わってしまうわけじゃない。一度山頂に立てば、無酸素への道筋が多少なりとも開けることもあるかもしれないし、あるいは今度は春秋のダブル登頂をねらうとかでもいい。なにより、人々の見方が大きく変わるはず。第二幕、第三幕はいくらでもあるーーというか、むしろ開けると思うんですが。

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    5. たくさんのコメントありがとうございます。
      一番上で投稿したものです。

      ちなみに学生ではないです、仕事柄、死が身近な仕事をしていた時期があったため、感性は大分狂ってます。

      読解力もいまいちないです。申し訳ないです。
      少し難しい部分もあったので、、、。


      正直驚いたのは、皆さまがとても純粋であることです。
      素直にうらやましく思います。
      死を死として、しっかり捉えてらっしゃる。

      おそらくですが、ショーに仕立てた人、エベレスト当局は、彼の命を経済効果(金銭)でしか見ていないでしょう。

      皆さまが、おっしゃるとおりです。
      死を死として見れるなら、スポンサーや支援者は非常識すぎるんです。
      死をお金としてみる人と死を死としてみる、無謀な登山者の行動を生命と見るかお金とみるか。

      視点がずれてしまっているため、常識的な人、専門家の人の批判はナンセンスなんです。
      お金の視点が抜けきってます。
      ビジネスとするなら極端な話「専門家の意見?儲かればなんでもいい」程度だと思います。


      死を含めたショーは、世界では思っている以上にたくさんあるし、
      それを面白おかしく楽しんでる人はたくさんいます。

      ショーをする人は、さまざまな理由でしているのでしょう。
      死に近いショーほど報酬が高額なのかもしれません。
      そのあたりは想像になってしまいますが。。。
      ですので、私にとってショービジネスによる死は、さほど驚くべきものではないんです。
      ですので、、日本にそういう人がいても驚かないです。

      メディア頼みのコメントも見かけますが、いまのメディアに何を期待してらっしゃるのか疑問です。
      それこそ、ハイレベルな登山知識をメディアがしっかりと取り上げるわけがないと思います。視聴者は興味ないです。


      命を大切にという観点なら、エベレスト側も私は批判したいです。
      無酸素、単独なんて、死ぬにきまってると思いますよ。
      しかも、初じゃないんですよ?
      いつ死ぬか遅いか早いかだけです。
      だって、しっかり準備しても死ぬときは死ぬのでしょう?
      加齢に伴い、死ぬ確率が確実に増すのはわかりきったことです。


      入山料を払えば、死ぬ確率が果てしなく高い登山者の登山を傍観する当局は、無責任に応援していた支援者やスポンサーを何が違うのか私にはわからないです。

      あなたの生死はしったことじゃないけど、
      登りたいなら応援するし(無責任に)お金も出すよ?

      あなたの生死はしったことじゃないけど、
      お金だしたんだし(無責任に)登ってもいいよ?と送り出す側。
      命の尊重という点でどれほどの差があるのでしょうか。
      どちらも彼の生命の成り行きを傍観していたという点で同じではないでしょうか。


      もうひとつ気になったのは、栗城さん本人の想いです。
      やっぱり山が好きだったんでしょう?違うんですかね?
      行動には必ず心理的なメリットが伴います。
      彼を挑戦させる何かがあったのではないでしょうか。
      もしかしたら、死なせたくないという想いも彼には迷惑だという可能性もありますよ。
      止める人のほうが多かったと思います。でも、登った。


      ですので、美談という言葉はしっくり来ないかもしれませんが、
      挑戦という点、多くの人をひきつけた人間性は、尊敬に値すると私は思っています。


      話はそれますが、お金のために(家族の治療費など)命をかけるショーをする方は世界にはいてるということをどこかで読んだ覚えがあります。
      そういうことも含め、命をかけるショーを心から批判する気にはなれない部分もあったりします。
      お金でなくても、名誉であり、自己満足でもあり。

      ひとつの事実として、
      あれだけ何度もエベレストにのぼっているのに、
      誰も彼を止められなかった。

      ここまでくると、(悲しいとしても)止めることこそ彼の邪魔になっていたのかもしれないとも、想像したりもします。

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    6. ナンセンスっていうは、
      ショーに対して常識的なショーを望むこと
      ショーに対して専門的なショーを望むこと
      命をお金で換算する人種に生命倫理を説くこと
      栗城史多という不思議に常識を説くこと

      視点、視野がずれてるのでナンセンスと表現しました。
      常識で測れないものを測ろうとすると不思議になってしまいますよね。

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    7. >エベレスト側が彼の登山を許したことです。

      根本的な認識が間違ってる。
      エベレストとその監理局は栗城の親兄弟でもなければ保護者でもないんだよ。
      学校で問題起こしたからといって、「学校が悪い」と怒鳴りこむモンスター保護者の理論は通じない自己責任の場所なんだ。
      エベレストの山頂付近には下ろすに下ろせない死体がたくさん転がっていて、その死体すら目印にして登山をしていく。

      そんな場所というのがエベレスト側の”常識”であって、そこにチャレンジしようとする無知無謀な馬鹿な日本人を介護するのは仕事じゃない

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    8. 見る側として応援していた人はここまで無謀だった(不可能なゴール設定、常識的なレベルでの準備不足等)と思ってなかったと思いますよ。
      ましてや遅かれ早かれ死ぬレベルという認識はなく、難しい事に努力して挑戦している姿をライブで見れるという程度だったかと。

      スポンサーについては確かに不可能と認識していた者もいただろうし、下山するという選択があるので大丈夫だろうと楽観的な者もいれば死も含めてショーだと認識していた者もいるでしょう。真面目なスポンサーは一向にマトモに「登頂するため」の努力しない栗城氏に業を煮やして撤退された方もいますが。
      彼の行動は高リスクな動画をあげて失敗して亡くなったユーチューバーと変わらないと思いますが、巧みな話術で少なくない人数の注目を集めた一点にの着目すれば優れた興行師と言えますが(詐欺師とも言えますが)、カラクリがバレたら批判されるのは常です。

      また私を含め多くの人は困難に挑戦した=凄いという感覚はないと思いますよ。あくまでゴールに向かって努力し挑戦資格を勝ち得た者の挑戦には敬意を払いますが、実際にはこの点が疎かであったのが露見して批判されているのでしょう。ロクに勉強しないで独自の秘策も持たない偏差値40くらいで何度も東大受ける人に感動してたらキリがないですし(笑)

      あとエベレスト側の人命軽視とか経済効果を追求した結果というのは無理筋でしょう。
      ボストンマラソンの参加者の1人が絶食して挑んで死んだら主催者の責任を問えないのと同じで、参加者には棄権する権利もあるし、ルールを曲げて栗城氏だけ特別に高額を支払わせて登山を許したワケでもない、単なるクレーマーの論理ですね。

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    9. 私は7000メートル前後の山に50山以上登っています。高山病はその中で一番頭が痛い課題です。酸素ボンベを使うか、準備するかです。エベレストは一番高く、酸素切れで多くの死者を出している山です。無酸素で登るにも酸素ボンベは準備しないと、高山病になると死にます。栗城さんは準備もしないで登っています。

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  67. 無謀な挑戦で死ぬやつはいっぱいいる、他人に迷惑かけてなきゃいいんじゃない
    エベレストはゴミだらけって聞いたことがある、ゴミ残さずに撤収されてるのかな

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  68. 山で亡くなった栗城さんのご冥福をお祈りしたうえで…

    栗城さんがエベレスト挑戦を続けていれば、いつかこういう結果になると思っていました。7度の挑戦の中で、一度も「あともう少し」というところまで行っていませんでしたから。

    植村直己さんがマッキンレーで亡くなった時も、登山史的にはほとんど意味のない記録にこだわって命を落とすのは本当にもったいないと思いました。ダウラギリ登頂ネット中継の時点では、好青年という印象しかなかったので、山で命を落とされたのは残念です。

    冒険とは危険なもの。危険だから冒険なわけで。
    冒険を商業化した時点で、半分命を投げ出したようなものなのでしょう。

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  69. 挑戦することが凄いわけではなくて、成功を望んで挑戦することが凄い。
    ともすれば挑戦には成功への展望が必ず付随すると勘違いしがちだけど、実は「成功を期待しない挑戦」も存在する。
    彼の挑戦はまさにそれだった。
    そして深く考えない人がその「挑戦」の部分だけを取り上げて称賛する。

    このコメント欄でも多数見受けられるけど、彼の挑戦に意味があったと思っている方。
    しっかり、彼がやったこと、そして彼の最期を見つめていただきたい。
    神格化するのではなく、「無謀と挑戦を履き違えると、こうなる」としっかり理解してほしい。

    彼の死を無駄にしないためには、彼の死から学ばなければいけない。彼の死を教訓としなければいけない。
    今さら彼の生前の行動に対して「意味があった」なんて言うのは、むしろ彼の死を冒涜するものでしかない。
    「ほら、あいつのファンなんてこれくらいのレベルしかいないだろ?」という蔑みを自ら体現していることに他ならないのだから。

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  70. この記事での警鐘が非常に重い言葉になってしまいましたね…

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  71. 栗城さん本人の本当の気持ちは分からないけれど、
    ビジネス的側面が強かったことは確かでも、お金儲けで、どう考えても死ぬ可能性が高い無謀な挑戦へ、誰しもが行ける訳ではない。
    その気持ちが、挑戦者だとは思う。
    ふつう登山家は用意周到に、可能性に挑戦するけれど、彼は憧れの気持ちだけで挑戦してしまっていた。
    批判はもっとも。
    だけど生半可な気持ちで、命はかけられない。
    なぜ登るのか。
    なぜ無酸素エベレストなのか。
    彼の気持ちの始まりはきっと、純粋なものだったと思います。
    彼の気持ちは、ビジネスやショーだけじゃなかったから。
    エベレストより高い空で、夢見た景色のなかで、安らかでありますように。
    ご冥福をお祈りします。

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    1. 気持ちが伴っていれば無謀な挑戦も賛辞するのですか?
      森山氏はそう言った安易な応援で栗城氏が追い立てられていることを危惧していたわけで。

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    2. 冒険にはバカな側面はあるし、自業自得には違いない。
      どんな冒険にも死の影は付きまとい、死ねば批判され、成功すればもてはやされる。
      僕は栗城さんには批判的だったけれど、彼には彼の命をかけられる理由があったのでしょう。
      死んだって聞いて、やっぱりな、という感想しか持たなかったけれど、バカにはできない。
      冒険を理解できない人には絶対にできないこと。
      彼をバカにするも冥福を祈るも勝手かと。

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  72. 数年前からネットで詐欺師山師と有名だった栗城さん
    素人目にも彼の言動は無茶苦茶だって判ってたけど、やっぱりこういう結論を迎えてしまいました

    この件は風船おじさんの故事がピッタリ当てはまる。そして周りに本気で止めてあげる人はいなかったのか?本人は本当は孤独だったんじゃないか?
    そんな事を考えました。

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    1. 風船おじさんの挑戦の無謀さは専門家どころか当時中学生だった自分でもわかりました。
      でも彼は自分の挑戦をビジネスにしたりスポンサーを募ったりはしていなかったと記憶しています。
      無謀な冒険家として比べて見ると栗城氏より純粋だったかも知れませんね。
      純粋な無謀。純粋な狂気。純粋な犬死に。
      世の中にはそんな純粋さに自己陶酔する人がいて、それを応援する純粋な人もいるという恐ろしさ。
      栗城氏のご冥福を祈ります。

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  73. 結局、このライターさんが書いたとおりになってしまった。
    栗城さん本人も無謀な挑戦は判っていたはず。プロレスという言葉はハマります。
    自分は、登山家でもないし、山を登った事もありませんが、それでも彼の挑戦を見ていて
    無謀すぎると感じてしまいます。援助した方も本当に後味の悪さだけ残っていると思う。
    栗城さんのご冥福をお祈りいたします。

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  74. 風船おじさんも栗城氏も、良かれ悪しかれ、他人の記憶の片隅に生き続けるのだから、本望でしょ。

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  75. 記事で知るだけの個人としては指一本でソロとか馬鹿だなというだけ
    それを囃したてるスポンサーもどうかしてる
    命をなげうってしまっては意味がない
    安全も考慮せず命を賭す事を至高だなんて意見が出る事がおかしい

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  76. 彼の父君がさして悲しそうでもなかったのが印象的だった

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  77. 無謀なYoutuberと少し重なる。

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    1. よかった、俺もプロレスとかよりそっちのがしっくりくると思ってたんだ

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  78. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  79. たくさんの人間が取り囲んでるなかで
    彼自身も自分が死ぬことを止めらず自ら死に全力で突き進む
    周囲の人間も止められずむしろ批判することで死を全力で後押ししてしまう
    責任は本人にも周囲にもあるように見えるが、誰にもないようにも見える
    全員が一人を取り囲んで死に突き進む様は異常なのは明らかなのに
    八方塞がりで当事者は誰も止められない
    英雄としての成功と死を願いながら、真逆の徒花としての惨めな死を全員で作り上げる

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    1. 自分の発言に酔っていらっしゃるのですか?
      批判する方の中には危険な理由も含め全力で止めに行っている方が沢山おられましたよ。本人が削除やブロックを行い他の目に付かない様にしてたのでご存じないかもしれませんが、明らかに自分の意思、更に言うなればビジネスの邪魔になる意見を排除していたことに対して”結果として反発して死を全力で後押しした”と言うのは無理があります。コメントを拝見していた身としましては本当に命の心配をされている方もおられました。
      責任も本人にしかありません。お金を募りながらしていたことですし引っ込みが付かなくなった可能性があったとしても稼ぐために行っていた無理(嘘)が祟ったからです。
      ですが応援していた人はどこまで彼のことを考えて応援していたのでしょうか?命が危なくなると考えていた人は殆どおられないのではないかと思います。実際応援には感動した、頑張って、等のコメントばかりで身を案じたり、もっと経験を積んでから~とコメントされていた人は全体の割合としてとても少なかったと記憶しています。
      この出来事の後でも批判的だった方程、今回の件を次に活かすにはどうしていけば良いかといった話をされており、擁護的な方程死者に対して可哀想、他の人は挑戦もしてないから~等、この出来事の深さを考えてない様子が見て取れます。
      他人の話ですので他人事には違いないですが、貴方のような自分に酔った方がこれ以上増えない様に報道関係の方には気を付けて頂きたいとニュースを見ながら感じました。

      削除
    2. 誰が責任があるのかわかりにくい話ですので
      とりあえず、全体から見た強制性のある構造だけを
      言葉にしてみただけです
      もちろん、個別の善意ある人たちはいます


      いろんな見方ができますよね
      ユーチューバーの『アマチュアネタ』が数億円を稼ぐ時代です
      プロではない普通の人が普通であることをコンテンツにして稼いで生活できる時代です
      彼は時代を先取りしてセミプロがスポンサーを募ってビジネスモデルを築いたという意味でユーチューバーの先駆者といえるかもしれません
      是非はともかく炎上すれば生活が成り立ってしまう時代です
      炎上をうまく収益に結び付けることができず、まじめに無理をしてしまった末の悲劇かもしれません(是非はともかく)

      登山家としては悲劇ですが、社会的には今の時代の象徴だとおもいます
      その道を生き抜いただけかもしれません

      削除
  80. 栗城さんの死を知りこのブログに辿り着きました。

    ほぼ否定・一部肯定のコメントがありますが、結局彼にはエベレストを登るだけの実力が全然無かったということです。

    今回の事故の一番の原因は他でもない、栗城さん本人です。
    なぜ7回も挑戦して失敗しておきながら、登攀技術や体力を付けなかったのか。講演活動で忙しくそんな余裕が無いというのであれば本末転倒も甚だしい。
    そもそも、大手企業のスポンサーもついていた。
    その気になれば、もっと多くの時間を山に費やすことも出来たはず。

    公務員ランナーの川内選手も、本業をこなしながら世界の舞台で活躍している稀有な例ですが、それは川内選手が周りが信じられないほどのペースで実戦をこなしているからです。

    栗城さんはどのように自分の立ち位置を理解していたのでしょう。
    実力が無いことをわかっていながら無謀な挑戦を続けていたのであれば、最期はエベレストで死ぬも止む無しと思っていたのでしょうか。

    今となってはもう本心を聞くことはできませんが・・・

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  81. 登山してるのに、登山関係者から賛同がないのはやはりおかしい..
    周りがあきらかに不可能なのに行動して2-3名死んでるし(カメラマンの技術、経験不足も?)
     うわさではスマホ操作のためにグローブがいいかん.指だし(スタイラスで操作できると思うのだが)指切断も1年も放置だし足の指.鼻とダメージ受けてるし(毒素が回って高熱で苦しんでたとか..

    指切断の反省とか事故死の反省も少ないようだしいろいろとおかしい..

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  82. 挑戦、冒険の共有、否定の壁、チャレンジ
     でもな安全第一、五体満足、他人に迷惑かけないで成功してこそいみが
    栗城さんは事件事故を含んでされていたのは、無謀..嘘になるのでは
    ついには死んでるしな

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  83. この記事では栗城が嘘付って断定してますが、何も証拠もないですよね。
    彼が何を考えてたかなんて誰にもわからないことですよ。
    それをあなたは妄想だけで嘘と断定している。
    この記事を遺族の方が読んだらどう思うでしょうね。
    名誉棄損ですよこれ。

    栗城が嘘付かどうかは誰にも分かりませんが、逆にあなたの記事には明確な嘘が書かれています。

    >栗城さんは世界の登山界的には無名の存在です

    あなた海外のニュースサイトをチェックしてなかったのですか?
    チェックしてたならわかると思うのですけど、栗城は日本人にしては割と記事に取り上げられること多かったですよね?
    最近の日本人登山家の中では一番記事に取り上げられることが多かったですよ。
    海外メディアでウーリーステックやキリアンジョルネと一緒に栗城が紹介されていたことをご存じないのですか?
    逆に他の日本人登山家は海外では取り上げられない無名ばかりです。
    残念ですけどこれが現実です。

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    1. 今まで何か世界的な記録を作ったことはない人でも、これを成功させたら一発でピオレドール候補だ、って段落ですよ。
      メディアに取り上げられたとかそういう話じゃないです。

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    2. 同じ人と思われる人が、また栗城氏の擁護をしていますね。メディアに取り上げられるイコール実力があるわけではない、やはり無理な登山だったと思います。

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    3. 山野井氏の方がずっと海外で有名だと思うけどね。

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    4. 彼の行動を検証して嘘つきであるという結論が導き出されたのだと思いますよ。
      批判を受け付けないだけではなく、批判を削除し取材にも応じないで自らの正当性のみを語る人を世間では嘘つきと呼ぶんじゃないでしょうか。
      嘘つきという呼び方には筆者さんの優しさが感じられます。
      歯に衣を着せぬ人ならもっとストレートに酷な呼称を使っていたと思います。

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    5. 世間的に有名であることが実力の物差しではありませんよ。
      世界的に実績を積み上げた人でも日本では知る人ぞ知るだけで世間ではほぼ無名の人はたくさんいます。
      日本では有名だけど世界的には無名な人もいれば世界的に有名でも国内では無名な人もいます。
      有名イコール実力という俗物的な価値判断は捨てた方がよろしいのではないでしょうか。

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    6. 仰る通り栗城さんの気持ちはだれにもわからず、気持ちに嘘はなかったのかもしれないですよね。でも問題はそういうことではないことが記事を読めばわかると思うのですが…

      たとえば栗城さんは海外でも「一番」記事に取り上げられているというあなたの発言が
      あなたは嘘をつく気はなかったでしょうけども
      証拠が不十分であったりした場合は、嘘ということになりますね。
      詳しくない人は信じてしまったら、騙したことにもなるでしょうね。そういうことだとおもいます。

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  84. やはり登山のショー化について、1度立ち止まって考えるべき。当然だが、喜んで観ている我々も含めて。

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  85. 無謀と分かっていていくのは勇気ではない。
    特攻隊の歴史から学んでいない。

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  86. 応援していたバカとスポンサーが殺したも同然。
    周囲から「頑張ってください」と煽られたら登らざるを得なくなる。スポンサーに「次はいつ登る?」とせっつかれたら限界だと思ってもやらざるを得なくなる。
    本当のファンなら、「もう無理だから止めろ」と企画をストップさせるべきだった。

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  87. 業界関係者からすれば間違いなく「迷惑な奴」だったでしょうが、スポンサーと寄付金で登頂を目指し、そして天に召された。最後まで「登山は自己責任」の大原則を全うした点では、彼も登山家の端くれだったのかなぁ、と思いました。

    ただ彼のような無謀な挑戦の末の事故を2度と起こさないために、死屍に鞭打つと言う意味ではなく、関係者の方々は検証記事をどこでもいいので書くべきではないかとも思いました。ただでさえ国内でも遭難事故が増えている土壌もありますし、ね。

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  88. 素人で登山には詳しくないですが
    もっとずっと時間をかけて慎重さ丹念さと経験を培っていれば、栗城氏は本当のヒーローになれたかもしれないと記事を読んで思いました。
    合掌。

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  89. 難病を克服した感動ノンフィクションを読んで、それがじつは作り話だとわかっても、掲げられた目標を達成したフィクション作品だったという記憶には残る。もちろん、騙された!詐欺じゃねーか!というツッコミは入るけど
    対してこの人は、難病を克服してない感動ノンフィクションを読んで、それがじつは作り話だとわかっただけ。つまり感動的要素自体が存在しないようなもの。
    Wikipediaも一読しましたが、強行軍という言葉がこれ程当てはまる事象もそうそう無いですね。登頂中に凍傷の疑いがあるにもかかわらず続行しての断念からの指切断。日程が詰まってるからという理由での高所順応作業短縮。各ベースキャンプでの十分な休養、休息も取らずに挑戦→失敗の連続。
    高所順応を行わずに登山をする危険性は登山を生業にしてない人間にも分かること。リスクは通常避けるために努力するもので敢えてリスクある挑戦を続けるのはただの無謀。
    結局、誰か(スポンサー?)の意思に従って踊らされてた可哀想な現代型エンターティナーだった感じですかね。本人の意思において自覚してたのならアレですけど。
    御冥福をお祈りしています。今頃はエベレスト山頂付近から見守ってくれてますかね。今後彼の意志を継ぐ形での追従者が現れないことを切に願います。彼の遺した記録は今後の登山界で永続的に研究を重ねていく必要があると思いますから。

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  90. 栗城氏になんの恨みもないし、登山自体は個人的出来事に過ぎないくらいのスタンスの外野なので、栗城氏自身の問題については触れない。
    ただ、彼の命がけの記念受験を、安全圏から応援ないし感動の共有などといって消費してた人たちが、いまだに無自覚に単にショックを受けるだけだったり彼を讃えていたりする鈍感さに絶望する。合掌。

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  91. 故人のご冥福を心よりお祈りいたします。
    私は登山を趣味にしている者です。
    森山さんのわかりやすい解説で、無謀な登山がいかに危険で悲しい事なのかを再確認したところです。
    私はグループで低い山に登る事が多いですが、その時に一番大切にしているのは全員が元気に帰宅することです。そのために障害になることは計画から実行段階まで出来る限り排除するようにしています。
    3年ほど前からFacebookの彼のページをそんな観点で見ていましたので、肯定派・否定派と敢えて言うのなら否定派の方になります。
    まだ情報が少ないので何とも言えませんが、救助のシェルパに発見されたのがキャンプ3だという記事が出ていました。それなら単なる低体温症とは考えづらい気がします。いろいろと追い込まれ後にも引けずに、ひょっとしたら彼は自ら命を…とも思ってしまいます。
    今回Abemaの生中継があると知った時に、正直彼は引っ込みが付かないところまで行ってしまったなと思っていました。
    私の勝手な想像はさておき、彼がただの登山者だったのなら無謀な事はしてないでしょう。ニートが夢に挑戦するという事に興味を持ったメディアに報道され、公演も行い多くのファンを獲得し支援企業も現れました。単なる登山者から別のものになってしまっていたんですね。彼が判断を狂わせるのに十分過ぎる状況だったと思います。
    今後、似たようなことが繰り返されない事を願う次第です。

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  92. ご指摘の通り亡くなってしまいましたね
    彼は社会を欺きましたが彼もまたマスコミの興行の被害者である面も否定できません。
    今後彼のような哀れなピエロが出てこないことを切に祈ります

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  93. 何が一番大事なのか理解できていなかったんでは、良い印象が残らない人になって終わってしまったようですね..
    賛同信仰者がいるのが救いかな

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  94. 他のスポーツの選手のファンで狂信的で有名な人たちがいるのですが、その人たちはその選手が「世界一愛されていること」と「権力者から虐げられていて不幸であること」を同時に事実と思いこみ、それを喜びに感じています。

    栗城さんのファンの方にもそのような傾向を感じました。
    成功して完結するのではなく亡くなって悲劇の英雄として完結するのを望んでいた人も多いのではないでしょうか。

    世の中には危険に身を投じる人生を楽しむ方々が沢山います。
    そのこと自体常人には理解できないものですが、せめてその方々の中に虚飾がないよう願います。

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  95. 国内の山でベテランが準備万端で登って、予測出来ない気候の変動でどうしようも無く死人が出た時(槍ヶ岳の事故とか)は、
    山を舐めるなとか自己責任だ!とか素人が外野から批判してるくせに

    この件になると「勇気を貰った」とか「感動を貰った」だとか言い出す
    この風潮にはあきれるしかないですね

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  96. 栗城氏を否定的に見てきた者です。
    一連の氏の活動や今回の事故の問題が検証されて改善されていくべきと考えています。

    記事を読んで、専門家が万人へ伝わるよう色々な例えを混ぜた文章で
    素人の私も共感しながら読むことができました。
    行き着く先の危険性についても言及されておりましたが、
    擁護派には殆ど伝わらない様子。
    編集者という文章表現のプロをもってしても
    記事の一つ二つで「聞く耳」を作ることは難しいんだなと思いました。

    実力以上に自分を大きくみせて、そのステージを上げざるを得なかった栗城氏、
    結果指を失い、さらには命まで失ってしまった。
    早い段階で周りの大人がもっと出来ることはあったのではないか。
    そのひとつがこの記事でもあったと思いますが。
    ここでも、栗城氏に「聞く耳」があったなら…

    abemaにて栗城氏を表現者と大蔵氏は語っていましたが、
    確かに表現者としては無駄に専門的なことを言わず

    「挑戦、冒険の共有、否定の壁、チャレンジ」

    共感しやすいキーワードを散りばめて
    いち早くネットを取り入れた手法で
    スポンサーやファンを集める栗城氏の表現に
    一定の成果があったことは疑う余地がありません。

    ただし、このキーワードが、マルチ商法にとっては
    とても都合の良い言葉であったことや
    スポンサーやマスコミが己の利益と重ねあわせてしまったこと
    マルチ商法のステッカーと一部上場企業のステッカーが
    栗城氏のジャケットに縫い付けてあったのに
    大変な違和感を感じたことを思い出します。
    栗城氏は光と影のギリギリのところで
    両方の世界で活動していたつもりでしょうが、
    マスコミ、スポンサー側は完全にアウトだと思います。

    一度くらいはマスコミから問題提起の一つでも出さないと
    どんどんマスコミ離れがすすむと思います。

    彼の表現に共感した若者が努力の伴わないチャレンジに自己陶酔し人生を無駄にしないことを望みます。

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  97. ヤフーニュースで知ってここに流れて来ました。
    栗城史多さんという人は初めて知ったけど
    ザッと記事を読んだだけでも、どれほどの無謀な人か分かります。
    ブログ主さんの言った通りになってしまいましたよね。
    自業自得、引くに引けなくなってしまった挙げ句の死という印象。
    自分自身を冷静に見つめられる目と他人の意見を聞く耳を
    持っていれば良かったのに。周りの人間にも恵まれなかったのかな。

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  98. 命を大切にとか最近は、学校とかでも言わないのかな
    グループで事故死だしててあまり、話題にしていないようだし
    そのうち自分に返ってくるのではと思ったら...
    登頂できていればうかばれててのに.
    栗城さんの特集サイトみたいなのも、良いコメントは少ないようですし
    どんどん動画なども削除..応援するなら足跡サイトはあってもいいのに
     なんともね.なんかヤマシイ人物だったのかね...

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  99. ご感想ありがとうございます。これまで、このコメント欄は、ノーチェックでこちらで削除も一切しないということをポリシーにしてきましたが、目に余ると感じたものは、頃合いを見て削除するようにいたします。人がひとり亡くなっている話です。故人への罵倒にコメント欄を開放するつもりはありません。ご理解よろしくお願いいたします。

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  100. 自分は栗城さんのことを存じ上げませんでしたが5chでやたら話題にあがっていたので興味が湧き調べていたらここに辿り着きました。

    自分は登山のとの字も知らないのでもし栗城さんをTV番組か何かで知っていたらきっと一流の登山家なのだろうと思っていたと思います。
    記事の内容は素人にもわかりやすくまたとても興味深い真実でありました。

    最後になりますが栗城さんのご冥福をお祈りいたします。



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  101. 無自覚に後押しした人たちが反省するとは思えないけれど、議論が巻き起こる事で、周りにいる数多くの無関心な人たちが自覚できるのであればいいと思う。

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  102. なるべくしてなったか、と言う感じはしますね
    起こってしまった事はともかく生きている我々は
    この事を深く刻んで警鐘とすれば良いでしょう
    自分にも他人に対しても嘘はいけません
    山に対してナメたマネをしているといつか命を落とします
    万全の備えをして自分の身の丈にあった登山を楽しみましょう

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  103. 間違った事をしようとしたら 忠告したり止めるのが 本当の友達だって 子供の頃 道徳で教わった。

    結局 本当の友達の役に近かったのは森山氏の方で 応援していた方は 上っ面しか見ようとしない無責任な傍観者だったって結果になってしまったな。

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  104. 初めまして。
    昔、彼の特集番組を見てすごいなと思った者です。しかしここ数年大分きな臭い人物なのかもしれないと思い始めていました。
    さて、記事は分かりやすく、興味深く読ませていただきました。
    なぜできるわけのない無謀なチャレンジを続けたのか…それが闇に葬られた感じがしています。何年後でも良いのでそのできもしない挑戦の真意を知りたかったです。
    また、彼が嘘をついていたとして、彼がその嘘に押し潰されそうになって段々と判断能力がなくなってしまったのかなとも思いました。
    筆者さんは嘘は良くないと仰います。確かにその嘘で自分自身が苦しむのならば、良くないとおもいます。しかし、嘘から得た感動は価値がないんでしょうか?私にはそうは思えません。その嘘により、勇気を貰えた人が、その勇気で成功を手にしたり、前進できたりしたのであれば、嘘から得た感動にも価値はあるのだとおもいます。しかしながら、おっしゃる通り、嘘が分かって失望することはマイナスになるでしょう。もしかしたら事実を知ったことでやる気を失ってしまったり、怒りを覚える人がいるかもしれません。だから嘘は絶対にばれてはいけないのです。
    私はばれない嘘ならいいと思うのです。但し、人を誹謗中傷したり、誰かに迷惑をかけるような嘘はいけません。栗城さんの嘘(だとすると)はそれによって同行者を死なせてしまったり、嘘がばれて登山家の皆さんに迷惑をかけたりしているのかなとも感じます。なので彼の嘘(だとすると)は誉められたものではないです。また、ばれない嘘をついたとしても、無謀なチャレンジを真似する人がでないような工夫も必要でしょうね。
    栗城さんが他の登山家を中傷するような発言をしたともなにかで読みました。しかもそれが嘘だと。ネットで読んだのでそれが本当かはわかりませんが、信憑性はありそうだと感じる記事でした。
    色んなことを10年先でも20年先でも彼の口から真実が聞きたかったです。巷で言われているようにかれの掲げている単独無酸素が嘘なのかどうか(嘘って世間で言われている以上失望している人もいるでしょうから)、なぜ実力に見会わない難所にチャレンジするのか、どういう気持ちで活動をして来たのか。
    私の意見には否定的な方も多いと思いますが、栗城さんについてこんな風に感じました。
    長々失礼いたしました。興味深い記事をありがとうございます。

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    1. 嘘と麻薬は似たようなところがあるかと思います。

      最初はそれによって精神的に満足しますが、段々とメリットばかりでない事に気づき、上手くやれる人もいればバランスを上手く取れない人は破滅していく人もいる。

      嘘によって救われる人がいるのはある部分では確かですが、それを正当化の材料にして自己利益を最大限に追う人も居ます。

      まあ、この国自体、前向きであれば中身を吟味せずに肯定する文化がありますしね。

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    2. 上の方で、専門家には嘘という言葉が見合うくらいの無謀な計画だったみたいなことかいてありますね。プロレスのショー的なもののいわゆるウソならまだよかったのに。

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  105. 森山氏のブログを読んだあとは否定的な感情を持ってましたが
    一流の方々から友人、友達、Friendと認められている栗城さんは
    一本筋の通った”想い”を持った人だったのではと感じるようになりました。やられていることが、ちょっと伝わりにくい(伝わる人が少数)ことだったのかもしれません。


    それにしても、皆さんおんなじような意見を重ねて書いて
    何を訴えているんでしょうか。
    栗城氏に対して否定的な意見が大多数で
    仲間がいっぱいいて、臆病な方でも書きやすいのでしょうが、
    亡くなっている方がいるのに、普通の人間とは思えないような書き込みもあり。。
    でも、明日は普通に電車に乗っているのでしょうね。



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    1. 一流の人達から歓心を買っているのは、一流の人に通じる所もあってのことでしょう。
      人の共感は部分的でも構わないんだと思います。

      ただ、逆に言えば彼が信念を貫いて死んでも構わないほど許せるかもしれませんし、かまう人ほど許せないから友達でいられないということもあるでしょう。

      同じ様な意見を重ねてというのは、あなたの視野では意味ない様にみえるんでしょうが、妥当性のない批判と混同して「批判している側を批判して発散している」人がいるのだから、自分の意見は間違えていないか確かめる意味もあるでしょう。


      率直な感想ですが、あなたの文章は一見中立で柔らかい言い方を装っては居ますが「最初は否定的な感情を持っていましたが」というのは自分の意見を中立に見せるためのギミックなんじゃないかと感じました。
      つまりあなたも結論ありきで批判する方向性が違うだけかと思います。

      削除
  106. 今まで色んなモヤモヤした気持ちがあったけど、壮大なユーチューバーだったんだと思うと全てがストンと合点がいった気がする。それなら無謀な挑戦も危険な行いも、見識のある人からするとなぜやるのかって事も、全てそこに山があるから、ではなく、見てる人がいるから、だったと思うと納得できる。

    だとしたら正当な事を言っても仕方なかった、分かった上でやりたくてやってたんだもん、それを見て真似するかどうかもその人それぞれの良識というか、普通の人は真似しないでしょって思うけど、真似して同じような事になっても、世間はバカだなぁで終了だよって思うけど、中には感動したり勇気もらったりする人もいて、それもまた個人の感じ方でその人がそう思ったんだから仕方がない。

    しかしその情熱だとか、注目集める才能だとかをもっときちんとしたやり方でプロの助言とか聞いてやっていればなぁ、せっかく何年も掛けてたのに、もったいない。

    明日は普通に電車に乗ります。




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  107. 以前番組で拝見した印象の中の栗城さんのポジションは、登山する無謀な若い冒険家でした。
    若くポジティブで結構イケメン、あと一風変わった性格もあって話題性があり、メディアの注目を集め、
    芸能ビジネスのような形態を取ってスポンサーを集めているのだと解しました。

    尊敬されたい、有名になりたいという気持ち、負けたくないというプライドや、ピオレドールに憧れる気持ち。
    そして有名になれば必ず出てくる批判、誹謗中傷。
    いつしか、何かがプレッシャーになっていったのでしょう。
    無謀な挑戦をする冒険家は今も居ますが、大抵、世の中(私を含め)からは理解されないものです。

    疲れたでしょう。
    もう、苦しまないでください。

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  108. フランツ・ライヒェルトという人、パラシュートのようなものを考え出した。
    1912年、エッフェル塔の上からそのパラシュートのようなものを付けて飛び降りて死んだ。
    興行師からお金をもらって、マスコミを呼んで、下にはたくさんの観客。
    飛び降りるしかない状況に追い込まれた男。ここまできたら、もうできませんは言えない。映像では飛び降りるとき躊躇しているように見えた。
    パラシュートもどきを見て、興行師もマスコミも観客もみんな 死ぬかもって思ってたかも。でも一大イベントとして催された。
    フランツ・ライヒェルトは、下にクッションを敷いて 5m 10mくらいから飛び降りてみたり、人形で試してみたりしなかったのかしら。

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  109. とあるネットニュースで見かけて、辿っていった結果こちらにたどり着きました。
    そして記事とコメントを丁寧に読ませていただきました。

    私的な結論は

    この記事の様な内容を理解できない人が、山にというか、自然に淘汰された。

    とでも言うべき結果で、栗城氏にはご冥福も何も感じはしませんが
    浅はかさと愚かさが、誤解と悲劇を生む、悲しい事ではあります。

    スポンサーにも思う事ですが、何故止めなかったのか
    不思議ですが。

    出資するとはいえ、協力するのはスポンサー関係者なはずです。
    栗城氏と一緒に行動する人達も、一緒に無謀な領域に踏み込ませるとか
    思わなかったんでしょうか。


    ともあれ、このような警告が届かなかった事が一番の悔やみですね。

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  110. あれだけ無謀な内容を、周りには登山に関する十分な情報と深刻な忠告にあふれていたというのに容れる事なく繰り返すのならば、
    それはもう登山とは違う。 登山じゃない。
    山をテーマとした生前葬を催していたと同義などととられても仕方ない。

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  111. 自分は、栗城さんに応援メッセージを送ったこともありませんし、
    アンチコメントを書いたこともありません。
    ただ、栗城さんとその周りのやり取りをおもしろがっていました。
    信者のポエムも臭くておもしろかったし、
    彼を糾弾するまとめも、よくここまでやるなーっておもしろかった。
    こちらのような考えさせてくれる文章があるのも興味深かった。
    いつか、栗城さんがヒマラヤを諦めるまで、
    何年かに一度、栗城さんを応援したり、批判したりする騒動を
    眺めて楽しめるものだと思っていました。
    それが、亡くなってしまうなんて。
    自分が、いわゆるいじめの傍観者、
    心ない野次馬と同じ立ち位置にいたのだと思い知って
    今、自分がしてきたことにぞっとしています。
    こんなことになるなんて、本当に思わなかった。
    気軽に消費しちゃいけないジャンルもあるんですね。
    そういう見極めができる人間になって、
    こんな、誰も望まない結果になることが少しでも防げるようにしたいです。
    栗城さん、本当にごめんなさい。
    決して言える立場ではないのですが、どうか安らかに眠ってください。

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    1. 他のコメントとは違う切り口の意義深いコメントです.

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  112. 結果として森山氏の警告は全く正しかったし、他の登山家からも同じような意見が溢れていたように思います。 でも彼は止めなかった。


    オリンピックに出場して金メダルを取るには予選を勝ち抜いて資格を得る必要があります。
    メジャーリーグで四番を打つには入団テストに合格し、監督から指名される必要があります。
    深海へ潜るには講習を受け、ライセンスを得る必要があります。

    何かシステム的なもので栗城氏に「このチャレンジを受ける資格がない」と突きつける仕組みは作れなかったのでしょうか。

    今回の件で自分が一番気になったのは、どれだけ理にかなった否定意見を出しても自己を過大評価している人間に届かなかった点が一番大きかったのでは、というところだったりします

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    1. 「仕組みづくりが必要」ということに同意します。

      周囲の忠告が届かないのなら、無謀な挑戦をやめさせる仕組みが必要だと思います。

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  113. ネパールでは今年から単独登山が禁止になっています。ルールと云うかシステムと規則は出来ていました。故人、すなわち栗城氏は登山隊として登山許可を申請して取得。隊として入山して、本人曰く単独(近くにシェルパがいた様ですが)にて登山活動をしていた様です。
    そういったルール無視の方に於いて、規則は意味を為しませんし、誰かがその行為を注意したところで聞く耳を持つとも思えません。

    私はこの件に於いて、無謀無計画な結果が招いたもので森山氏の危惧が現実的に成ってしまった悲しいことだと思います。
    個人のこの行為を、悲しい結末を美談にしては成らないと思います。

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  114. 栗城氏を応援してるコメンテーターの方。
    栗城氏は、頑張ってるし、ある意味すごいことをやってるのは確かですが、その頑張りが、登頂を成功させるという方向にはまったく結び付いてなくて、どんどん自殺に近づいていっているのが、わかる人はわかる、だから止めようとした、ということなんだと思うんですが…
    ぱっと見、栗城氏も「登山家」もやってることは一緒じゃん、と思われるかもしれないけれど「登山家」は登頂を成功させるために、想像を絶する訓練をして、綿密な計画を立てて臨んでます。
    それでも、あっさり死んでしまったりします。
    栗城氏は、そこらがでたらめなので、「本当に登頂しようと思ってるんだろうか?ただの口先だけ?エベレストの途中までは行ってるし、指まで無くしてるから、山の怖さはわかってるはずなのに。しかも、エベレストが本当にヤバイのは8000mから上で、普通は酸素ボンベ無いと死ぬのに、訓練しないけど酸素ボンベなしで登る、と言ってる。しかも、無しと言いながら酸素ボンベ持ってってる…」とワケがわからなくなるのです。
    「泳げないけど、この荒れた海に飛び込んで、向こうの島まで泳ぐ」と言ってる人がいたら、「いいぞ、やれ!」と言う人もいるかもですが、ふつう止めると思う。
    もがいているうちに泳げるようになればラッキーだけど、そういうことは、まず、ないでしょう。
    その前に溺れ死ぬ。
    がんばれと応援してた人は、泳げるようになったらいいなと思ってたと思いますが…

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  115. 私が非常に興味深いと思うのは、
    これは現実世界で起きた、ドンキホーテの物語だということです。
    ドン・キホーテ本人と、それを忠告する人、応援する人、嘲笑する人、金儲けする人、様々な人間模様。
    実に似ています。有る種の神話の元型ですね。

    数奇ですが一つの人生を生き抜いた栗城氏のご冥福をお祈りします。

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  116. 「彼は、近ごろ流行りのyoutuberの亜種」という意見に賛成。
    また、誰かがコメントしてた「みんな純粋なんですね」って声にも賛成。
    後者は多少の揶揄の意味も込めて。
    森山氏は「理解できない、わからない」という正直な感想を
    おっしゃっているだけだと思いますが、それ以外はなんかみんな
    批判している自分/擁護している自分、に酔っているだけにも見える。

    ・自業自得でバカが死んだんだ、ハハッワロス
    ・虚言や大言壮語で引っ込みつかなくなるって怖いなあ、自分も気をつけよう…

    この程度の反応が、本来フツーだと思いますよ。
    命知らずのyoutuberが一人死んだだけのニュースに対する反応としては。

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  117. この記事で、著者に、彼の死を予言していたとか、プレッシャーのかかる物言いはやめてほしいと思います。
    森山ライターは、今回の彼の死を予言してはいません。

    森山ライターは、
    『彼の技術で8000m以上の核心部に突っ込んだら死ぬ』と警告しているだけです。
    高地順応に失敗して亡くなる、などとは言っていません。
    8000m以上の、そこにいるだけで刻々と命が削られる環境と、
    彼が亡くなった7000m台の環境は全く異なります。

    まだ亡くなったのがC2かC3かも判らない状況ですが、
    少なくとも栗城さんは核心部突入前に亡くなっています。
    また、これまで一度も核心部に到達したことはありません。

    森山ライターも、彼に注目している者たちも
    『今回も核心部(デスゾーン)に入る前に撤退するのだろう』とおそらく思っていましたが、
    それより前の7000m付近で亡くなるということは想定外で、少なくとも森山ライターは、彼の死を予言はしていません。
    警鐘を鳴らしていたのは、森山ライターだけではありません。
    何度も言いますが、森山ライターにとっても、おそらく想定外の死です。
    人の死を個人に背負わせるようなことは、どうかやめて頂きたい。

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  118. 大変興味深く、記事とコメントを読ませて頂きました。

    彼が、普段から「登山」というジャンルと、その分野における多くのプロや先人たちにリスペクトを払っていれば、同じ結果になったとしても、こんなに賛否両論は巻き起こらなかったように思います。

    自分のアマチュア性、あるいは、ジャンルの違い(登山家ではなく、山を舞台とした表現者、とどなたかが仰っていましたが、至極、的をついていると思います)をきちんと全面に打ち出していれば、少なくとも、命を失っても、ここまで叩かれるようなことはなかったのではないかな、と感じました。

    メディアが、「若手のプロ登山家」として彼を祭り上げ、彼もパフォーマーとしてそのイメージに乗っかり続けた。そして、登山の事を何も知らない一般の人々が、疑うことをせず、巧みに作り上げられた「感動ストーリー」を消費し続けた。...極めて現代的な、メディアと消費者の関係に潜む落とし穴を見るような思いです。

    それにしても、やはりプロの見方は勉強になって面白いです。森山さん、ド素人の自分でもわかるような、丁寧な記事をありがとうございます。

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